「年収1000万円欲しい…」
「手取りで月額50万円以上欲しい…」
どうせ働くなら、たくさん給料が欲しいと思う気持ちもわかります。
できれば、自由に使える手取り額が多いと嬉しいものです。
でも、1000万円は大金ですよね。
年収でそれだけ稼げる人は、日本人全体のたったの5%程度と言われています。
理系出身でその5%の中に入るにはどうすればいいのでしょうか?
今回は、
- 年収1000万円を目指せる企業・職業
- 月額の手取り額の目安
- 年代別(30代・40代・50代)の割合
- 地域別(東京)の割合
などお伝えしていきます。
Contents
理系が年収1000万を目指せる企業はどこ?民間のサラリーマンでも高収入は可能!
理系の大学や大学院を卒業すると、特殊な技術や知識を持つ仕事に従事することができるようになります。
理系で高収入が得られる職業と聞くと医師などの医療関係の業種を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、民間企業に勤務するサラリーマンでも年収1000万円を超える高収入を得ている人も少なくありません。
例えば、理工系の学部を卒業して一部上場のメーカーやソフトウェア開発会社で研究・開発の仕事に従事すれば、30代でも年収1000万円以上の給料をもらうことも不可能ではありません。
40歳前後の平均年収が900万円を超えている企業をいくつか挙げてみると、
- 国際石油開発帝石(919万円)
- サントリー食品インターナショナル(1,014万円)
- アサヒグループホールディングス(996万円)
- 三菱ケミカルホールディングス(1,144万円)
- 富士フィルムホールディングス(1,069万円)
- 第一三共(1,133万円)
- JXTGホールディングス(1,105万円)
などがあります。
他にも多くのメーカーがあり、理系で開発職に就いている若手社員でも年収1000万円を超えている人は少なくないことがわかるでしょう。
ちなみに年収の平均が900万円とか1000万円ということなので、能力次第では平均よりも多くの収入を得ている人もいるでしょう。
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年収1000万なら手取りは月額50万円くらい!?
年収1000万円といっても、実際にこれだけの金額の給料を受け取ることができるという訳ではありません。
税金や各種社会保険料などが天引きされたり、一部は夏と冬のボーナスの形で支給されるからです。
年収1000万円を稼いでいる平均的なサラリーマンが実際に受け取ることができる手取り金額は年間あたり700~800万円となります。
独身で扶養家族がいない人でも、700万円くらいは受け取ることができるでしょう。
この金額を月収に換算すれば、月額あたり約58.3~66.7万円となります。
ボーナスが支給される場合は、月額あたりに受け取ることができる給料の金額は40~50万円前後になることもあります。
所得税や社会保険料は累進課税なので、年収が上がると課税される割合が高くなってしまいます。
そのため、単純に年収が2倍になったとしても自由に使えるお金は2倍には増えません。
ちなみに、年収1000万円の世帯(20代・30代)の貯蓄額を調べたデータも存在します。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和元年)」によると、年収額が1000万円~1200万円の世帯の平均貯蓄額は1,790万円で、中央値は1,010万円となっています。
中央値のほうが実際の感覚に近くなることから、だいたい年収額と同じ1000万円くらいの貯蓄があるということがわかります。
年収1000万の割合!30代、40代、50代では何%?年功序列の給与体系が影響している!?
日本の民間企業の多くは年功序列型の給与体系なので、勤続年数が長くなると年収額が増えます。
それでも業種別・年代別の一般のサラリーマンの平均年収は、50代でも1000万円には達していません。
このことから、年代に関係なく年収1000万円以上を稼ぐサラリーマンは少数派であることがわかります。
実際に年収1000万円以上を稼いでいる人の割合ですが、国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」(平成30年度)によれば全体では約5%ほどでした。
男女別に見ると、男性が7.7%で女性は1.2%です。
年代別にみると
- 30代(1.4%)
- 40代(3.9%)
- 50代(8.9%)
です。ちなみに20代は0%でした。
勤続年数が30年を超える50代になると、1割弱の人が年収1000万円を超えることがわかります。
一部上場のメーカーで研究・開発職に従事している30代・40代の若手社員でも平均の年収額が1000万円前後であることを考慮すると、能力のある理系出身者がいかに優遇されているかがわかるでしょう。
メーカーであれば、理系の国家資格を持っているというだけで資格手当が支給されるケースが少なくありません。
年収は地域によっても変わる!東京では10%以上!?
地域ごとに物価や人件費の水準が異なるので、大都市と地方では平均年収額が異なります。
東京は多くの会社の本社が集中しているので、平均年収が高くなります。
これに加えて住居費や交通費といった各種手当の金額も高額になるので、年収額が1000万を超える人の割合は他の地域と比べて高くなります。
東京23区に限り、年収1000万円以上を稼いでいる人の割合を調べたデータが存在します。
年収1000万以上の人の割合が最も多いのは千代田区・港区・中央区で、2割くらいの人が該当します。
15の区では10%を超えていて、残りの8区は数%でした。
最も低いのが足立区ですが、それでも全体の6.23%の人は1000万円を超える年収を得ていることが判明しています。
23区内に限れば、全体1割かそれ以上の人が年収1000万円以上を稼いでいることがわかります。
日本全国の平均値(5%)と比較すると、給与水準が非常に高いといえるでしょう。
一般的に地方は大都市と比べて平均年収が低くなりますが、その分モノやサービスの値段が安くなります。
そのため、生活水準は単純に年収額で比較をすることができないので注意が必要です。
例えば物価の安い地方に住んでいて年収額が900万円程度であったとしても、都内で1000万円を稼ぐ人よりも裕福な生活ができるでしょう。
医者だけじゃない!理系で年収1000万円を目指せる職業は沢山ある!?
平均給料の高い企業に従事する
医学部以外の理系学部で年収1000万円を目指す場合は、メーカーやソフトウェア開発会社などに就職して研究・開発業務に従事する方法があります。
特に製薬メーカーや材料メーカー、エネルギー関連企業の技術職・研究職であれば、努力次第では30代でも年収1000万円を超えることも可能です。
大手メーカーに就職して30代後半~40代で課長職になれば、年収額は普通に1000万円を超えています。
国家資格を取得する
メーカー勤務で収入を増やすひとつの方法は、仕事に関係する国家資格を取得することです。
理工系学部を卒業していないと受験資格が得られない理系の国家資格が存在するので、有資格者に対して資格手当を支給するメーカーは少なくありません。
資格手当だけで1000万円もの年収を稼ぐことは不可能ですが、社内で昇進をするために有利になるでしょう。
理系が出世しやすいメーカーで働く
ちなみに技術系のメーカー(ホンダ・Google・GE・ソニーなど)であれば、理系大学出身者で役員や社長に就任する人の割合が高いことが知られています。
サラリーマン以外の方法でも、理系出身者が高給を得る方法があります。
プログラミング技術を習得して一定の実績がある人であれば、独立してフリーランスで働くという方法もあるでしょう。
このように理系でも企業・職業によっては高い収入を得られるチャンスがあります。
もしも今の給料や仕事内容に不満があるのであれば、転職を考えてみるのも選択肢の1つでしょう。
収入と仕事内容が魅力的と思える求人は探せば見つかる可能性が十分あります。
そのためには、多くの求人を効率よくチェックすることです。
ただ、忙しいとなかなか求人情報を調べる時間も無いですよね。
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