転職をするときに、転職エージェントを利用するのは1つの方法です。
でも、「思っていることを洗いざらい本音で話した方がいいの?」と思うこともります。。
やはり、本音と建て前がありますからね。
人生の大事な局面でお世話になるわけですから、しっかりと意思疎通を図りたい一方で、ありのままを曝け出して話すのは気が引けるものです。
そこで、今回は、
- 面談でどこまで話すべきか?
- 転職エージェントの裏事情
などについてお話していきましょう。
うまく利用すれば、自分では見つけられない優良求人を紹介してくれたり、応募企業とのやり取りを円滑に進めてくれたり、いろいろなメリットがあります。
ですが、場合によっては、見捨てられたり、暴言を吐かれたり、馬鹿にされたりといったこともあるというので要注意です。
(※なお、このブログで紹介した転職エージェントやサービス等では、暴言や差別など不快な思いをしたことはありません。当然ですが念のため。)
Contents
転職エージェントとの面談で本音をどこまで話す?
転職エージェントに相談する際に考えることの1つは、どこまで本音を話すべきかです。
転職エージェントは、求職者と企業の間に立つ仲介の役割を担うので、本音で話す範囲について悩むのは当然です。
ただ、求職者の中には転職エージェントを味方と捉えたり、パートナーのように考える人もいます。
本来であれば中立ですが、転職エージェントも人間なので人によりけりだといえます。
肝心のどこまで本音で話すべきかについては、基本的に素直に思っていることを話す姿勢で臨むのがいいでしょう。
常に話す範囲を考えながらだと、いうべきことを逃してしまったり、逆に余計なことをいってしまうこともあり得ます。
その為、基本的な姿勢としては本音を口にするスタンスが正解となります。
しかし会社の悪口や余計な一言に関しては、会社側に伝えられる可能性を考えて控えるのが賢明でしょう。
給料の不満や会社との相性くらいなら話しても構いませんが、過剰にネガティブな批判は避ける必要があります。
仕事の内容が面倒臭そう、いい給料で楽な仕事がしたいなどの発言もNGです。
これらは転職エージェントの心証を悪くしますし、今後のサポートに支障が出る恐れがあるので気をつけましょう。
面談の質問内容!突っ込んだことを聞かれることも
転職エージェントとの面談では、軽い自己紹介から始まり、いくつかの質問と回答を行っていくことになります。
予め履歴書や職務経歴書を送付しておけば、自己紹介に掛ける時間を短縮することができます。
質問の目的は、求職者の希望を明確にしたり、希望に合う会社の候補を絞り込むといったことにあります。
面談における質問の内容としては、より詳細な経歴や仕事での経験、持っているスキルやそれを活かせる強みなどが挙げられます。
表面的には履歴書、職務経歴書で分かることですが、転職エージェントは更に掘り下げて求職者の人物像を知ろうとします。
また何故転職を考えることになったのか、転職の切っ掛けや目的についても尋ねられます。
加えて、転職によって何を求めるか、キャリアアップの希望なども質問内容の1つです。
具体的に希望の業種、職種が定まっていない場合は、選択肢の把握やキャリアパスのイメージの明確化に繋がる、様々な角度からの質問が行われるでしょう。
転職において希望条件は重要ですから、年収と勤務地や勤務時間、休日の日数や働きかた、福利厚生などの希望条件の質問は定番です。
当然ながら全ての条件を満たすことはできませんが、希望条件を出さないと優先順位や妥協点が決まらないので、これらの質問は本音を話すことが大事です。
転職エージェントに見捨てられる?距離を感じたら見直したほうがいいかも
転職エージェントに見捨てられる、これは全くないとはいえないことです。
見捨てられるとどうなるかといえば、求人の提供が非協力的になり、非公開求人の情報を求めても教えてくれなくなります。
それから、企業に対する推薦がなくなったり、そもそも連絡が来なくなることもあるでしょう。
転職エージェントは複数の求職者を抱えていますから、単純に忙しい可能性も考えられますが、優先順位が低く見られているのは確かです。
最初は連絡の間隔が遅くなり、やがて頻度が減ったり疎遠になるケースが少なくないです。
あからさまに見捨てられることは珍しいですが、紹介してくれる求人数が少ないと感じたら注意です。
また、明らかに魅力的ではない求人が紹介されたら、その転職エージェントは見捨てようとしている可能性が高あるかもしれません。
いずれにしても見捨てるのは余程のことで理由があるはずですから、対応に変化を感じたら関係の修復に努めるべきです。
ところが、気がつくのが遅いと手遅れになってしまうので、関係修復が難しそうであれば諦める他ないでしょう。
完全に連絡を絶ったり、ハッキリとサポートしないと明言する人は少ないですが、このように距離を置く感じで見捨てる人は珍しくないです。
転職エージェントの暴言は珍しくない!?差別的なエージェントとは関わらない方がいい
転職エージェントは人間なので、相性の悪い人に当たってしまうと暴言を吐かれることもあるでしょう。
例えば「紹介できる求人はこれだけで、他は高望み」というようなことをいわれればそれは暴言とも取れます。
それと、「いくら探しても希望の条件では転職先が見つからない」、こういった発言も珍しくないでしょう。
何をいっても否定的な言葉で返してくる場合も、捉え方によっては暴言になります。
上から目線や人を馬鹿にしたような態度は、明らかな暴言ではなくてもそれに近い対応です。
年齢を理由に転職を難しいといったり、女性だから給料が低いなどの差別的発言も、転職エージェントの口から出ることはあります。
場合によっては、十分なサポートなしに応募を急かしたり、面接の結果を嬉しそうに残念がるようなケースも存在します。
容姿や性格の非難を口にする人は少数派ですが、小馬鹿にする態度での上から目線は往々にしてあります。
私も面談のときに、一人だけですが、こちらを品定めしてくるような態度の転職エージェントに会ったことがあります。そのエージェントにとっては、転職者はいわば商品のようなもので、"いい商品"を仕入れる程度に考えているかのようでした。転職者よりも、求人企業側の顔色を伺っている感じが伝わってきました。
優しさの裏返しで厳しいことをいう人もいるでしょうが、非協力的にネガティブな言葉を投げ掛ける転職エージェントには注意する必要があります。
顔は笑っていて言葉づかいは丁寧でも、発言にトゲや求職者を傷つける内容があるのは問題です。
協力的な態度であっても、ついうっかり出た本音が暴言のように感じられるケースもあるでしょう。
転職エージェントの裏事情!キャリアアドバイザーのノルマと優先順位とは!?
転職エージェントのキャリアアドバイザーには、ノルマをこなさなければいけない裏事情があります。
つまり、場合によっては、求職者の希望よりも条件を下げて、入社できる可能性を重視した求人の紹介を行う可能性も否定できません。
キャリアアドバイザーの本音は、高望みしないで入れる会社に早く入って欲しいということもあるでしょう。
複数の求職者を並行してサポートしているので、効率よく次から次へと入社が決まれば楽とも思う人だっているそうです。
何度も応募していい結果が出ない人には口に出さなくても、今の希望条件では無理、大幅に条件を下げる必要があると考えているはずです。
基本的に誰に対しても同様の接し方をしますが、あまり突っ込んだ話をしない人でも、実はとても求職者を詳細に分析しています。
それは身なりや言葉選びに性格面など、ありとあらゆる角度から人となりを把握しようとします。
求職者には伝えませんが、キャリアアドバイザーは限られた時間内で効率的に入社を実現する為に、優先順位をつけてサポートを行います。
優先順位の付け方は様々ですが、大抵は転職エージェントの好みだったり、入社の実現性が高い人の順番だったりします。
非公開求人をお気に入りの求職者に贔屓して教える人もいますから、裏事情や本音を知ると転職エージェントのイメージは大きく変わります。