- メーカーの開発職として働いているけど最近苦しい
- 開発職を辞めて転職したい
- 開発職のどんなところがツライのか知りたい
「メーカーの開発職に就いてみたけど、毎日忙しい…」
「開発職はもう辞めたい…」
「違う職種に変えてみたいけど、やっぱりつらいのかな?」
など、メーカーの開発職は忙しくて激務のイメージがあるかもしれません。
私も以前、とある企業で開発職として働いていました。
今では開発職は辞めたのですが、私の経験から考えると、やっぱり開発職はつらいです。
もちろん、どんな仕事だってツライところはあるでしょうし、もっとずっと苦しい職種もあるかもしれません。
人によって向き不向きもありますからね。でも、合わない仕事を続けるのはやっぱり苦しいもの。
ということで、
- 開発職のつらい点はどこなのか?
- 開発職を辞めたくなる理由とは?
- 開発職の転職は難しいのか?
などお伝えしていきます。
Contents
開発職はつらい!辞めたいと思う3つの理由
一言で開発職といっても、何を開発するのかはいろいろ考えられます。
でも仕事をしていると「きつい」と感じることは日常的にあるはずです。
ときには「もう辞めたい…」なんて思ってしまうことも。。。
まずは開発職で辞めたいと思ってしまう理由を3つ挙げてみます。
「新しいアイデアを出せ」と無理難題を求められる
開発職は新しい製品を作るという意味で、総じてクリエイティブな職業といえます。
もちろん創造には楽しさがあるのですが、一方でスムーズにものを生み出せることは少ないという苦しさもあります。
自己満足に過ぎない物を作って意味がありません。
お金を出して購入したいと感じてもらえる商品を開発しなければなりませんよね。
また開発にあたっては課題がつきものです。
従来通りのやり方の延長だけでは、目標を達成できないことも多いです。
そのような課題の解決のためには斬新なアイデアを常に求められます。
いくら考えてもアイデアが出ないと、ミーティングなどで上司に責められてしまって非常につらいということもあります。
また、たとえ開発して売り出したとしても、必ずしも満足感を得られるとは限りません。
購入者が不満を感じると、最近ではすぐにインターネットを通じて悪評が広まってしまうということだってありえます。
せっかく開発したのに増産されず満足感が得にくいという事態もよくあることです。
時期によっては激務過ぎる
発売時期が先に決まっている場合、それが近づいてくると残業続きになることも珍しくありません。
発売直前に不具合が見つかった場合などは、さらに忙しさは大変なことになります。
連続で徹夜をするようなケースもあるのです。
収入に満足できない
収入に関しては、個人の価値観が大きく影響すると思いますが、自分の仕事内容に対して給料が見合っていないと感じる方は多いようです。
会社によりますが、個人の貢献を十分に評価してくれないところもあります。
また、サービス残業ばかりで残業代がもらえないと、仕事量のわりに収入が少ないと感じることもありますよね。
このように開発職を辛いと感じる理由はいくつか考えられます。
もし現在、あなたが開発職を辞めたいと感じているのであれば、まずは辞めたいほどのツライ理由をはっきりさせるといいと思います。
その理由が現在の職場では解決困難であれば、思い切って転職するのもアリだと思いますよ。
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開発職に向いてないと思うのはスピード感についていけないとき!?
自分が「開発職に向いていないかも…」と思うシチュエーションはいろいろ考えられますが、スピード感に馴染めないというケースは結構多いです。
やはり商品がリリースされるサイクルというのは非常に速いんですよね。
のんびりと開発していては、ライバル企業にたちまち後れを取り、全くついていけなくなってしまうというのが実情です。
そのため、少なくとも手掛けている商品が完成するまでは、落ち着いて休んでいる暇がないということはよくあります。
一気に集中して仕事を仕上げられる精神力のある人の方が向いている仕事かもしれません。
また、失敗してもくじけないという適性も大切ですね。
実際に、失敗の中から生まれた商品は歴史上たくさんあります。
失敗したからといって、すぐに他にチャレンジするのは勿体ないことも往々にしてあります。
気持ちの切り替えの速さは大切ですが、失敗を切り捨てるのではなく活かす方向にシフトした方が良い商品を開発できることも多いので、すぐに諦めてしまうのではなく、失敗しても粘り強く取り組めることも大切でしょう。
実際には、納期(締め切り)が近くなればなるほど、急激に忙しくなっていきます。
上司や客先から強烈にスケジュールを管理されプレッシャーを掛けられることも多いです。
さらに、そんなときにトラブルが発生したなら、なんとしても納期までに解決しなければならず、精神的にも肉体的にも追い込まれてしまうことも。。。
このように開発職では、スケジュールのスピード感がきついと感じることが多いです。
そして真面目な人ほどプレッシャーを感じてしまいやすいです。
ですが、そもそものスケジュールにかなり無理がある場合が多いのも事実です。
実際の開発現場では「この人数で、この期間で、これだけの仕事をどうやってこなすの?」と思ってしまうことが多いんですよね。
これはほとんど上司のマネージメントが悪いだけなのですが、それに耐えなければならないという状況になってしまっていることもあります。
メーカー開発職は長時間残業で激務!?実際には暇なときもあるが…
一口に開発職といっても、企業や分野によって忙しさは異なります。
激務といわれることも多い職業ですが、たしかに時間外労働を日常的にしている人も少なくありません。
定時に帰れることはあまりなく、毎日5時間以上残業をしている人も多いでしょう。
私も以前に勤めていた会社では毎日終電で家について一息ついたら午前3時、という日々を送っていたこともあります。
もちろん、その月の残業時間はヤバイことになっています。
やはり、自分のペースで開発できるわけではないので注意が必要ですね。
上層部によって開発のロードマップが決められているため、それと比べて大きな遅れがある場合は必然的に残業時間が増えていくことになります。
しかし、目標を達成しているのであれば、定時で帰れる日が続くこともありえます。
忙しい時期とそうでない時期に差が生じやすいということも珍しくありません。
そのため、一概に激務と言い切れないのが本当のところです。
メーカー開発職(技術職)の平均年収は450万円くらい!?
比較的激務といえる職業であれば、収入が良さそうというイメージを持っている人もいるでしょう。
専門的なスキルが必要である職業であることも、そのイメージ作りを後押ししているかもしれません。
ところが実際には、他の専門職のように極端に高い収入を得ているわけではないです。
どの分野の開発を行っているのかにもよりますが、平均年収は500万円に満たないとのこと。
同じ分野であっても、企業や勤続年数によって幅がありますが、平均するとおおよそ450万円ぐらいともいわれています。
もう少し具体的に見てみると男性は490万円ほどで女性は400万円ほどだそうです。
意外と低いと感じた人も多いのではないでしょうか。
しかし作業員的な要素が少なく、研究寄りの開発職の場合は、全体的に収入が高くなります。
そのような開発職の平均年収はおおよそ600万円であるため、他の職業と比べても上位に入るのです。
もちろんこの場合も分野や企業、勤続年数によって幅があることを忘れてはいけません。
開発職から別の企業への転職は難しい?
開発職の人が転職する場合、上手くいくかどうかは所持しているスキルに左右されます。
別の企業でスキルをそのまま活かせるならハードルはずいぶんと低いでしょう。
しかし、スキルが通用しないところであれば、門前払いされても不思議ではありません。
とはいえ、探してみると自分のスキルを活かせる仕事は多くあるものです。
たとえば、ソフトウェア開発をしていたのであれば、プログラミングに長けているでしょう。
この情報社会においてプログラミングを不要と言い切れる企業は多くありません。
情報部門を持っているところが非常に多く、開発以外の役割を期待して採用してもらえる可能性は十分にあります。
システムの保守などを自社で行えると経費の削減になるからです。
あくまでも一例ですが、このように別の形でスキルを活かせることは多くあります。
そのため、別の企業に転職するのは難しいとは限りません。
自分のスキルを何に活かせるかうまくアピールすることが大切です。
とはいっても「自分の持っているスキルが他の会社で生かせるのか」「自分のスキルを求めている会社があるのか」など、自分の価値に自分で気が付くのは難しいということも多いです。
でも、自分で気が付いていないだけで、本当はアピールできるスキルや経験があるということも意外と多いんですよね。
ただ自分ではそれに気が付いていないので、もったいない状態になっている人が意外に多いです。
自分の経歴やスキルをどうやってアピールすればいいのかを知るには、自分だけではなく第三者の意見を貰うことです。
身近に相談できる人がいないのであれば、例えば転職エージェントに相談してみるのもいい方法ですね。
転職エージェントは、各企業がどんな人材を求めているのかや、多くのエンジニアが転職した事例などを把握しています。
そのため、あなたのスキルを求めている企業や、スキルをアピールする切り口など、新たな発見があるかもしれませんよ。
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自分のどんなスキルが求められているのかを知るだけでも、今後転職を考える際に精神的にかなり楽になると思いますよ。