「中小itはやめとけ!」
「中小it企業は生き残りが厳しいよ…」
こんなことを言われたことはありませんか?
せっかくIT業界に入ろうと思ったのに、そんなことを言われると不安になってしまう気持ちも分かります。
どうせ就職・転職するのであれば、長く働けて安定した将来性のある会社に入りたいのは当然です。
そこで今回は、
- 「中小IT企業はやめとけ」の理由
- IT業界の給料
- 中小IT企業の将来性
- 未経験者の企業選びのポイント
などをお伝えしていきます。
Contents
中小it企業はやめとけと言われる理由はブラックに当たる可能性が高いから!?
労働環境が悪い
中小it企業はやめとけと言われますが、労働環境があまり良くない企業が目立つことが理由に挙げられます。
安月給で働かされるイメージが強く、いわゆるブラックと呼ばれる企業が噂されていることも関係します。
休みたくても人手がギリギリで休めない、残業が多くて大変ということも理由の1つです。
教育体制が不十分でキャリアアップも困難
経験を積むつもりで入社しても教育が十分に受けられなかったり、思ったようにキャリアアップが描きにくいのも、中小it企業はやめとけと言われる理由です。
福利厚生が少ない
大手なら良いのかという疑問は生じますが、少なくとも中小よりは余裕があって、給料や福利厚生にも期待できるのは確かでしょう。
近年だと、it業界を中心にテレワークの導入が注目を集めていますが、導入の可能性が高い大手企業の人気が上がっているのも頷けます。
勿論、企業の規模はあくまでも比較基準の1つに過ぎませんし、企業規模が小さいからといって、即不良企業というわけでもないです。
肝心なのは、規模の小さい企業は業界全体における母数が多く、それだけハズレくじを引く可能性があるということです。
全ての企業を比較して絞り込めるなら良いですが、大小合わせて4万社を超える企業が存在するので、例えば100社の候補を絞り込みリストアップするだけでも大変です。
中小ITはブラックが多い?イメージだけで全体を評価するのは間違い!
あなたも「中小it企業はブラックが多い」というイメージを持っているかもしれませんね。
ブラック企業は、たとえ少数でも業界全体をマイナスイメージにするだけの影響を及ぼすものです。
ブラックが多いというは、実際には、正しいとも間違っているともいえるでしょう。
それは企業毎に実態が大きく異なり、マイナスイメージ通りの企業もあれば、グレーやホワイトもあるからです。
割合的にはブラックが多くてもおかしくはありませんが、グレーに位置する企業も少なくないので、実はそれほど悪くない企業は相応に存在します。
実態がマイナスイメージ通りという企業の存在も否めませんが、一部の中小it企業のせいで業界全体がイメージダウンしている可能性もあります。
だからこそ半分正解で半分不正解と考えるのが妥当でしょう。
中小it企業全体を正しく把握するには、4万社以上にものぼる企業を分析、評価する必要があることを意味します。
業界の評価なら実態はイメージに近かったり、大手との待遇の差から中小it企業が相対的にブラックと評されてもおかしくないです。
実際のところは、企業を1社ずつ分析してみないと分からない部分もあるので、何となくイメージで業界全体を評価するのは間違いです。
何を持って多い少ないかという定義と、印象から感覚的に結論づけるのは正しい評価なのか疑問が残ります。
多いかどうかは別として、終電時間まで働かされたり経験が浅い人に十分な教育がない企業は存在しますが、それはit業界に限定されないもので一部企業の問題です。
中小IT企業の給料は低い?大手でも稼げる企業ばかりではない!
中小it企業の給料は低いのか?、
これは資本金の大小から平均年収とその傾向が判明しているので、低いという事実は否めないです。
日本の企業の平均年収は約440万円ですが、資本金2千万円未満の中小it企業だと平均年収330万円ほどと、100万円以上も低い数字となっています。
資本金が5千万円~1億円未満の企業ならもう少し上ですが、それでも平均年収は340万円に留まります。
資本金10億円以上の大手でようやく440万円を上回るので、IT業界は中小に限らず給料が低い傾向にあることが分かります。
中小IT企業のみ給料が低いわけではなく、大手IT企業も決して稼げる企業ばかりではないわけです。
ただし、業界全体の平均年齢が若い傾向なのは留意しておく必要があるでしょう。
中小it企業は特に、20代や30代が多くを占める企業が珍しくないです。
若手が多いので平均年収も低めに出る、そう考えれば中小it企業の給料が低い疑問が解けますし、スキルやキャリア次第で上を目指せるチャンスがあることに気がつけます。
これらはあくまでも1つの統計結果に過ぎないので、他の統計ではまた違った結果が出ても不思議ではないでしょう。
とはいえ、中小it企業の給料が低い傾向は事実の可能性が濃厚ですから、就職や転職を狙うなら大手が無難ということになり得ます。
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中小IT企業は生き残りが厳しい!?就職や転職では慎重な分析が必要
中小it企業の生き残りは厳しいのか、その疑問は残念ながら正しいと言わざるを得ないでしょう。
理由は企業の数があまりに多く、それでいて体力を削りながら経営を続けている企業が少なくないからです。
若手中心の企業は、一見すると組織が若くてポジティブなイメージですが、実際のところは出入りが激しいだけだったりします。
1人欠けるだけで回らなくなるような中小it企業だと、将来性に期待するのは難しいです。
将来性を考えて就職や転職をするなら、若手だけでなくベテランや中堅もいて、平均勤続年数の長い企業が狙い目です。
大手だとこのような企業は珍しくないですが、中小だと数が限られてしまうのがネックです。
つまり、比較的規模の小さいit企業は、生き残りが厳しくて将来性があまりない傾向にあるといえます。
当然ながら全てではありませんが、it業界における企業数や大手に対する割合の多さからすると、厳しい企業が多いのは間違いないでしょう。
その為、企業を選ぶ時はしっかりと分析して、生き残りに期待できる相手に決めて入社するのが理想的です。
企業の大きさや従業員数だけで決めつけるのは早計ですが、規模が小さければ一般的に体力も弱い傾向なので、期待すること自体が厳しくなります。
未経験者は注意!?ブラックを見分けるには?
未経験でIT業界に入る人は要注意!
中小it企業に入社を検討するなら、未経験の人は注意した方が良いです。
未経験だと給料が低く設定されたり、教育を受けるつもりがいきなり現場に放り出されることになりかねないです。
ブラック企業では特にこのような悪環境が蔓延しているので、何も知らずに入社すると給料の低さと待遇の雑さで参ってしまいます。
ブラック企業を見分けるポイント
こういった悪環境を避けて入社するには、ブラック企業を見分けることが何よりも大事です。
見分け方のポイントとしては、求人情報に記載される残業時間や残業代が明確で、無理のない時間設定や納得できる金額かどうかです。
離職率、有給消化率を公開していない企業は要注意ですし、平均年齢が若過ぎる企業も警戒した方が良いでしょう。
裁量労働制を導入している企業は、人を安くこき使う恐れがありますから、他の項目と合わせて十分に時間を掛けて良し悪しを見分けるべきです。
他には、アットホームな雰囲気を強調していたり、会社や従業員を家や家族のように印象づける企業も要注意です。
就職や転職において重要なのは曖昧なイメージではなく、労働や環境などの明確な雇用条件です。
未経験者であれば、間違いなく教育を受けることができるか、残業代が支払われたり休暇は取れるかといった確実性について、しっかり見分けてから面接を受けましょう。
極端に給料が高かったり、求人で数字を隠していたり出ていても不自然に感じる、そういった違和感を感じ取る嗅覚も重要です。
それには普段から多くの求人を目にすることが大切でしょう。
そうすれば、企業の特徴もわかってきますし、違和感を感じとる嗅覚も養われていくと思います。
何かあってから焦って求人を見て、良さそうなところに飛びつくと失敗する可能性が高いので気を付けてくださいね。
例えばリクルートエージェントなどの転職サービスを利用するのは良い手段です。
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