「給与が少ない気がする…」
「できれば、もうちょっと欲しい…」
「給与体系が不公平…」
会社に勤務していると不満に思うこともありますよね。
そんな場合は、
- 「やっぱり社内で給与交渉したほうが良い?」
- 「でも給与交渉の仕方が分からない…」
- 「そもそも給与交渉を社内でやってもいいの?」
なんて思うものです。
そこで、今回は、
- 会社内での給与交渉のやり方
- 交渉するときの準備・心構え
- 失敗しないためのポイント
などお伝えしていきます。
Contents
給与交渉を社内でやるのはあり?準備不足だと悲惨なことに…
給与交渉を社内でやるのは結論からするとありです。
ですが、相応の実力や交渉材料、相手にとってのメリットや話の通じる相手が必要になります。
従業員が給与について上司に申し出るということはつまり、現状に不満があると取られても仕方がないでしょう。
となると、交渉に失敗した場合は不利になることもあり得るわけです。
当然ながら給与交渉には覚悟が求められますし、成功の確信が持てなければリスクの高い交渉となります。
仮にもし交渉に失敗すると、社内における立場が悪くなったり、最悪退職せざるを得なくなるでしょう。
どちらにしても、リスクのない交渉は不可能ですから、自らの実力を見誤らないように注意が必要です。
給与交渉が成功するとしたら、現在の給与が実力に見合っておらず、それが誰の目にも明らかな場合です。
例えば社内で聞いて回り誰からも実力と給与のバランスがおかしいという声が上がったとき、交渉は上手く進む可能性があることを意味します。
逆にいうと、上司と2人きりで話し合う場合は、相当に信頼できる相手と交渉しなければ危うい立場に身を置くことになります。
年収のアップには転職という選択肢もありますし、会社にとって重要な人材だと評価されなければ、辞めてもらっても構わないと言われてしまうので要注意です。
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会社内での給与交渉の仕方!信頼できる上司に話ができるかがポイント
会社内での給与交渉の仕方は、やはり上司に話を聞いてもらうのが基本となるでしょう。
ただ、誰でも構わないということではありませんし、あまりよく思われていない上司が相手だと、終始非協力的ということも考えられます。
協力が得られないだけならまだマシですが、給与に不満を抱いている人物として上に報告されれば、給与が上がるどころか反対に評価を下げることになりかねないです。
このように、話をする相手を間違えると大変ですから、必ず正当に評価をしてくれる、信頼できる上司を選ぶのが大前提となります。
信頼が置けて話の内容を口外される恐れがない場合は、そこでようやく給与交渉の開始です。
給与を上げて欲しいの一点張りでは、説得力がないばかりか交渉になりませんから、何故給与を上げて欲しいのか、順序立てて話を進めることがポイントになります。
言うまでもありませんが、会社の利益に貢献していない従業員は、どのような給与交渉の仕方でも成功する見込みは低いです。
これは長年勤務してきた従業員も同様なので、勤続年数の長さのみを交渉材料に用いるのは止めたほうがよいでしょう。
具体的に、どの案件でどれだけ会社の利益を増加させたか、数字を出して説得するのが得策です。
また、上司の協力が取りつけられそうになったら、更に上長に一言添えて進言してもらうことをおすすめします。
社内で給与交渉するなら退職覚悟のほうがいい?社風と情報収集が成功のカギ
社内で給与交渉をするとしたら、退職覚悟で臨むことになります。
給与交渉は相手次第では敵対的に感じますし、不満があるなら言ってみろというように、喧嘩に発展する恐れもあるので注意です。
正直なところ、給与交渉が上手くいくかどうかは社風による部分が大きいです。
いわゆるホワイトで、従業員の意見が通りやすい会社であれば、退職を覚悟しなくても交渉できる余地があります。
しかし、ブラック気味で上司の意見は絶対という会社だと、交渉が成功するよりも退職に追い込まれるリスクのほうが上回るでしょう。
社風の評価を誤ると、交渉どころではなくなってしまいますから、感情に任せて行動する前に会社の情報を集めてから臨むのが賢明です。
失敗しても大丈夫、そういう心理状態だと冷静に交渉を進められるので、最悪の結果でも致命傷を負わない逃げ道、選択肢などを用意しておくのが正解です。
転職は逃げ道と年収アップの両方を併せ持つチャンスですから、交渉する場合に保険として道を用意できると安心です。
交渉に失敗すると、他の従業員にとって悪しき前例ができてしまうので、まだ誰も交渉を試みていないなら責任重大です。
ただし、成功すると従業員に希望を与えられますから、リスクは大きいですが期待できるリターンも大きなものとなります。
年収に不満があるときに給料を上げる方法!交渉のコツは根回しにあり!
年収に不満がある前提で、給料を上げて欲しいのであれば、1人で挑戦するよりも仲間を募って交渉するのがベストです。
従業員1人1人の力は弱くても、集団になると強く、交渉の余地ができたり説得力が増すのが交渉におけるコツです。
他の従業員に、現在の年収に不満がないか聞いて回り、交渉に関して根回ししておくと有利にことが進められます。
連名で年収の不満を伝えられれば、上司もそれを無視することはできませんし、少なくとも待遇の改善について検討してもらえるはずです。
勿論、交渉が成功するかどうかは上司や社風によるので、あまり期待しすぎないのが無難です。
どのみち、1人で交渉して成功の結果が得られても、従業員の間で噂が広まれば会社は交渉に応じざるを得なくなります。
従業員全体の給与アップは、会社にとっての負担増を意味しますから、最初の1人が交渉を申し出た時点でいい顔をしないのは当然です。
余程のやり手か辞められると困る相手でなければ、退職覚悟で臨んでも引き止められることはないです。
しかし集団となると話は別ですし、個別に交渉するよりも会社としては従業員の声に耳を傾けようとします。
同意と協力を得る必要があるので、1人で交渉に臨むのとはまた違ったハードルこそありますが、それでも挑戦してみる価値ありです。
社内で給与交渉を頑張るより転職したほうがいい?
社内で給与交渉を頑張るのも手ですが、転職を考えるのも1つの方法です。
交渉と転職の判断は状況次第なので、いずれか1つをベストだと断言することは不可能です。
給与交渉に失敗したら他に移るというのが自然ですし、未練がないならそれも悪くないでしょう。
ただ出世の道や他の従業員との関係など、失うものも少なくないので、十分に考えてから決断することが大事です。
最初から転職を考えるのがベストなのは、特に重要なポストになく、交渉材料を持っていない場合です。
給与交渉自体は可能だとしても、何も肩書や功績がないとしたら、鼻で笑われてしまうのがオチです。
惨めな思いや傷つくことにもなりますから、今の会社で活躍や貢献できる望みが薄いのならば、交渉せずに思い切って他の会社に移るのが良いです。
それでも交渉に臨みたいのであれば、交渉材料を集めて話の通じる相手を選び、失敗や退職覚悟で挑戦することになります。
自己評価に誤りがあると、交渉で成功できる自信を持っていても、交渉の場で話が上手く進まずに追い詰められてしまいます。
その為、客観的に自身にどれほどの価値があるのか、正確に判断することが不可欠です。
前提条件なしに成功の可能性があるとしたら、より客観的に評価してもらいやすい後者でしょう。
社内での交渉はそもそもハードルが高いので、それなりに上司からも周りからも評価が良くないと、有利な立場で成功を勝ち取るのは難しいです。
以上を踏まえて、給料に不満がある場合には、転職という手段をとる人はやはり多いです。
転職で必ず年収アップできるわけではありませんが、チャンスは十分にあるでしょう。
もちろん転職の際にも企業との年収交渉が大事になってきます。
もし転職活動の中で、
- 「希望の額を正直に伝えるのが苦手」
- 「自分でどうやって交渉したらいいのかわからない」
ということでしたら、リクルートエージェントを利用するのも手です。
経験豊富なエージェントに最適な方法で年収交渉をサポートしてもらえれば、給与アップにつながる満足な転職が可能となります。
もちろん完全無料で利用でき、すぐに転職という気持ちでなくても大丈夫です。
自分の市場価値を知っておくだけでも、今後の選択肢が変わってくると思いますので、話を聞いてみるのも良いですよ。