この記事はこんな人にピッタリ!
  • 最新IT技術について、初心者にも分かりやすい説明が知りたい
  • IoTとかAIとか聞いたことあるけど、結局何なの?

近年、IT関連のニュースなどを見ていると、

  • IoT
  • AI(人工知能)
  • ビッグデータ
  • ICT

などという言葉が出てきます。
最近では言葉自体の目新しさは薄れてきて、これらの用語はわりと普通に頻繁に利用されているように思います。

ですが、改めて

  • IoTとはなに?
  • AIとはなに?
  • その定義や違いは?

と聞かれると、答えるのが難しかったりしますよね。

何度か耳にしているので、なんとなく分かっている気になっていたけど、意外にハッキリとは分かっていない。。。私もそんな状態でした。

そこで、今回はIoT、AI、ICT、ビッグデータなどについて、その特徴や活用事例などについても触れながら、ご説明していきます。

ぜひとも、AIやIoTの違いをビシッと答えられるようになっていきましょう。

IoTとAIの違いは?2つの技術が融合することで大きな効果が得られる

IoTとAIは言葉として大きく異なる事は分かります。
でも、実際の内容に関して具体的な違いを明確に示すことができないという人も意外に多いのではないでしょうか?

IoTもAIも現代のインターネットを利用した様々な機器の動作に関係するといった共通点があります。
実際、例えば最近流行りの「音声認識や画像認識で様々なものを制御する」などといった具体的なシステムの動作のベースにはIoTとAIの両方が利用されている場合があります。

 

しかしIoTとAIはその対象が大きく異なります。

IoTはInternet of Thingsの略で、インターネットと様々なものが接続されることを示しています。

一方、AIは(Artificial Intelligence=人工知能)の略で、機器等を制御するための高度な技術ということです。
AIはコンピュータや機械を動かすプログラムのようなイメージですね。

 

例えば、最近では人間が言葉で機械に話しかけることで様々な物の制御を行うと言うことが行われています。
これらは「人間の言葉を理解し適切な処理の方法を考慮するAIの技術」と、「物理的にインターネットに接続されることで様々な制御を受け入れる物の技術」と、が融合したものであると考えられます。

すなわちこれらの技術は独立したものであり、それぞれが融合することによって高い効果を生み出すものとなっているのです。

 

意外に知らないAIの定義とは…?

AIの明確な定義は存在しないようです。
以前、ただのプログラムとAIの違いが気になったので、その定義を調べたことがあるのですが、調べた範囲では明確な定義は無いということでした。

一般的にAIは「自分で学習できるもの」というような説明がされていることがありあます。ディープラーニングという言葉もありますよね。何となくわかったような気分になるかもしれませんが「学習とは何か?」ということの説明が曖昧なことが多い気がします。そもそも「学習」の概念、定義がはっきりしていない。

比較的分かりやすいと感じたのは、AIは対象の「特徴」を自分で定義できるという説明です。
例えば画像認識のAIは、複数の猫の画像から、猫の特徴を定義することができます。すると、新たな画像が与えられたときに、それが猫の画像であるかどうかを判別できるといった具合です。以前のプログラムであれば、人間があらかじめ猫を判別する基準(特徴)を定義しないと、画像を判別することはできなかったのですが、AIであれば人間が基準を与える必要がない、といった説明。

ただ、色々な説明はありますが、結局、AIという言葉の明確な定義ははっきりしないようですね。
AIというと最新技術っぽいので、やたらとAIという言葉が使われるケースも。。。
言葉に踊らされずに注意した方が良さそうです。

IoTとICTの違いとは?定義を考えれば違いは明確

IoTとICTの違いに関しても明確に定義されている事は少ないですよね。
そのため、実際のシステムの中では混同されてしまうことも多くなっているようです。

ですが、IoTとICTはその対象となるものが異なることから明確に分けることができます。

 

前述のとおりIoT(=Internet of Things)は、機器をインターネットに接続することであり、物理的なものを制御する技術になります。

一方、ICTは、Information and Communication Technologyの略であり、情報を伝達するための技術(情報通信技術)となっているのです。

 

現代のインターネットの社会では基本的に情報を迅速に伝達するところからその普及が始まり、その情報の一部を利用して様々なものを制御する技術が発達してきました。

そのためIoTはインターネットに物理的にものが接続されている状態であり、そのインターネットに接続されたものを制御するために情報を伝達するICTの技術が利用されることとなっているのです。

 

現代の様々なインターネットの利用方の中には、情報を入力することで様々なものを物理的に制御すると言う連携が非常に多く行われています。

これらはIoTとICTを連携させたものと言うことができ、様々な効果を生み出すものとなっているのです。

IoTとビッグデータの違いは?

IoTとともに最近になってよく聞くことばの1つにビッグデータがありますよね。
IoTとビッグデータの違いは、取り扱う情報量と目的にあります。

IoTの目的の1つは、様々なものをインターネットに接続することにより、接続されたものの動作を効果的に制御することです。

 

一方、ビッグデータは、様々な目的のために効果的に利用できる膨大なデータのことであり、その取得方法やその保管方法によって定義付けされることが多いようです。または、そのデータの形式を指す場合もあります。

従来のデータはある目的のために取得されたものであると言うことが多く、これが単一の目的であることが非常に多くなっています。そのためこれらの情報を利用して様々なものの制御を行う場合、それぞれの動作ごとに制御を定義する必要があります。

 

一方、ビッグデータを取り扱う場合には様々な状態に応じてビッグデータの必要な部分を取り込み利用するという方法が確立されているのです。

効果的にIoTを利用することで、ビッグデータの持つさまざまな情報の中から必要な部分を抽出し、これを制御に生かすことができると言うメリットが生み出されています。

IoTの活用事例は身近なホームオートメーションやバリアフリー住宅にも

IoTの1つの目的は、インターネットの様々なメリットを利用して、日常生活における利便性を追求することです。
IoT技術によって、様々な機器の動作の制御をインターネットの接続を介して行うことができるようになります。
また、これまで得ることができなかった情報を得ることができると言うメリットも生まれます。

 

IoTを効果的に活用する1つの例として、最近ではホームオートメーションが非常に頻繁に紹介されていますね。特にスマートフォンと他の機器とが連携するパターンは多いですよね。

外出先でスマートフォンを利用して家の電気をつけたり、遠隔からエアコンのスイッチを入れるなどの制御行うことで、帰宅時に快適な状態に部屋を暖めておくなどの効果を発揮することができます。

 

また、近年では高齢者が非常に増えており、日常生活に支障をきたす場合もあります。
しかし、軽微な制御作業であればIoTによって実現可能であるため、IoT技術を利用することで利便性を大幅に向上させることができます。
例えば、バリアフリー住宅でも、IoT技術が非常に頻繁に利用されています。

ビッグデータの活用はAI技術がカギ!?

ビッグデータの利用には大きな課題が残っています。

というのも、本来、ビッグデータは様々な目的に利用することができる情報であるため、利用法によっては非常に効果的に使うことができるものです。

しかし、ビッグデータは、様々な角度からの情報を網羅しているので、データ量が非常に膨大であるという特徴があります。
そのため、収集されたデータが、目的に応じた効果的なデータであるかどうかを分類して調査する事が非常に難しいということも少なくないのです。

 

たしかにビッグデータは、情報量だけを見ると、非常に貴重で広範囲にわたる情報源なのです。

ですが、実際にこれらを利用する場合には、目的に沿ったアルゴリズムや利用方法を考える必要があり、その方法をきちんと調べること自体にも非常に時間がかかってしまうことがあります。

最適なデータの利用方法を見つける事が非常に難しい場合もあり、十分に確認をせずにデータを利用しようとすると、必要な情報を抽出できないといったことも少なくありません。

 

つまり、ビッグデータには、収集した膨大なデータをどのように扱うと効率的に利用できるのか、という課題があるということですね。

この課題を解決するために注目されているのがAIの技術です。
ビッグデータの利用方法を探る際に、AIを組み合わせることで、効果的に必要なデータを抽出しサービス等につなげることができるのではないか、というわけです。

人間が一つ一つ検討していくよりも、AIならば大量に素早く正確にデータを調べることができますからね。

▼後悔しないために知っておきたいこと▼
◆参考◆「プログラマーやめとけ」の真の理由!?将来性ないうえにきついしつらい?

▼ITエンジニアになりたいなら▼
◆参考◆「IT業界やめとけ」の理由が判明!腐ってる動向から10年後を考える

おすすめの記事