この記事はこんな人にピッタリ!

・情報処理技術者試験の難易度をランキングで知りたい
・スキルアップのために資格試験に挑戦してみたい
・IT業界に挑戦するために資格を取ってみたい

「未経験だけどIT業界に就職したい」
「今後のキャリアに備えて資格を取得しておこう」
そんな場合には、情報処理技術者試験に挑戦するといいですよね。

この試験は、SEやプログラマーなど情報処理技術者と呼ばれる人向けの国家試験です。

これからエンジニアを目指す初心者向けの試験から、すでにIT業界で働いているエキスパート向けの試験まで、多くの種類があるのも特徴です。

ですが、種類が多いので「どれを受験したらいいの?」なんて思ってしまうこともあるかもしれません。

そこで、

  • 試験の種類
  • 難易度ランキング
  • 各試験の内容

などをご紹介していきます。

難しさと内容を考慮して、自分の目的にあった試験を選択できるといいですね。

情報処理技術者試験は全部で12種類!難易度をランキングして行くよ!

情報処理技術者試験とひとことで言っても、試験の種類がいっぱいあって、よく分からなかったりしますよね。
「全部で何種類あるの?」って思ってしまうのも無理はありません。
というのも、情報処理技術者試験には全部で12種類もの試験があるのです。

  • スキルレベル1
    ITパスポート試験(略号IP)
  • スキルレベル2
    情報セキュリティマネジメント試験(略号SG)
    基本情報技術者試験(略号FE)
  • スキルレベル3
    応用情報技術者試験(略号AP)
  • スキルレベル4
    ITストラテジスト試験(略号ST)
    システムアーキテクト試験(略号SA)
    プロジェクトマネージャ試験(略号PM)
    ネットワークスペシャリスト試験(略号NW)
    データベーススペシャリスト試験(略号DB)
    エンベデッドシステムスペシャリスト試験(略号ES)
    ITサービスマネージャ試験(略号SM)
    システム監査技術者試験(略号AU)

今回は、スキルレベル、合格率、合格者の声・評判などから難易度をランキングしました。

以下、易しい順に各試験の概要・難しさをお話していきます。

※ランキング(順番)には主観も含まれていますのでご注意ください。

難易度D(優しいレベル)の試験はこの2種類!

  • ITパスポート試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験

情報処理技術者試験において、情報セキュリティマネジメント試験とITパスポート試験はいずれも、難易度Dに当てはまる優しいレベルです。

情報セキュリティマネジメント試験

前者の情報セキュリティマネジメント試験は、一般的にセキュマネの略称で呼ばれているもので、情報セキュリティ全般の資格取得が目指せます。
情報処理技術の仕事に従事する全ての人が対象なので、それだけ難易度は低く挑戦のハードルが低いです。
合格率は50%ほどですが、内容的には難しくありませんから、基礎を固めて過去問題を繰り返し解けばいずれ合格できます。

ITパスポート試験

ITパスポート試験は更に難易度が低く、情報処理技術者試験の中でも最低クラスとなっています。
情報処理技術の基礎知識にあたる試験なので、就職を目指す大学生が多く受験する傾向です。
言い換えるなら、大学生でも気軽に挑戦できる程度の難しさだといえます。
合格率はこちらも50%ほどで、専門用語を覚えて最低限の基礎知識を身につければ、十分に合格可能です。

情報処理技術者試験の難易度C(やや優しいレベル)は?

  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験

応用情報技術者試験や基本情報技術者試験は、やや優しいレベルの難易度Cに該当します。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は高度な情報処理技術の為の試験で、応用に重点を置いて問題が設定されているのが特徴です。
応用力と応用に使う知識が問われますから、難易度Dの試験と比べて少し歯ごたえがあります。
基本をクリアした後の挑戦先として選ばれるので、難易度Cの中でも少し難し目です。
合格率は20%と低いですから、技術やマネジメントとストラテジ分野にも目を向け、幅広く応用力を身につけるのが合格のコツです。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は主にプログラマ向けの試験で、システム開発や情報技術分野の初心者を対象とします。
IT人材として価値を磨く為の基本が問われるので、やや優しいといってもそれなりに専門的です。
合格率は20%程度ですが、実務的な経験と応用に役立つ知識があれば、合格することは決して夢ではなくなります。
準備期間を設け過去問題を用いて知識を磨けば、合格率20%の壁を越えられます。

難易度B(普通レベル)の試験はこの3種類!

  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験
  • データベーススペシャリスト試験
  • ネットワークスペシャリスト試験

難易度がBとなるとレベルは高そうですが、これでも情報処理技術者試験の中では普通レベルです。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、上から数えて4番目に位置する難しさで、合格率10%の狭き門です。
組み込みシステムを取り扱う試験ですから、情報システム開発に携わっていたり、組み込みの設計開発に取り組む人達の為にあります。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、エンベデッドシステムスペシャリスト試験と比べて少しやさしめですが、それでも難易度B試験の1つです。
名前のようにネットワーク技術者が挑戦するもので、設計力や固有技術が求められます。
ネットワーク技術者に加えて管理責任者も対象なのが、ネットワークスペシャリスト試験のポイントです。

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、データベースに関する技術を持ち、企画から保守まで全般の技術支援力がある人が対象です。
データベースを活用した情報システム基盤の企画、開発をできることが、データベーススペシャリスト試験に挑戦して合格する為の条件です。

情報処理技術者試験の難易度A(難しいレベル)は?

  • ITサービスマネージャ試験
  • システムアーキテクト試験
  • プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、システム開発プロジェクトの最高責任者を対象としていて、合格率は実に10%台です。
IT業界における代表的な資格ですから、知名度が高く人気もあるのがこのプロジェクトマネージャ試験です。
試験は基本的にマークシート方式ですが、記述式と論述式やPMBOKの知識を磨くと合格に役立ちます。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、経営戦略に情報技術を活用する、システム企画開発者向けの試験で、情報システムの最適化に関する基本戦略の策定推進能力をはかります。
合格率は10%台ですし、情報処理技術者試験を上から数えたほうが早いほどの難易度ですが、一部試験の免除が受けられるので、これを活用した試験対策が有効です。

ITサービスマネージャ試験

ITサービスマネージャ試験は情報システムを全体的に把握したり、安全かつ信頼されるサービスを提供する人向けです。
試験に合格することで、システム開発責任者としての能力が認められることになります。
論文の出題傾向と書き方を追求することで、合格に向けた自信や実力のアップに繋がります。

超難しい難易度Sはこの2種類!

  • システム監査技術者試験
  • ITストラテジスト

システム監査技術者試験

システム監査技術者試験は情報システムのリスクを把握、理解してコントロールする責任者向けの試験となっています。
適切な報告や管理能力が必要ですから、豊富な実務経験や熟練した技術がなければ、合格するのは難しいでしょう。
合格率は10%台と低いだけでなく、問題数の多さ論述試験のスキルを身につける必要があることが、システム監査技術者試験のハードルです。
情報システムの脆弱性を理解したり、システム障害対策の問題把握と評価する能力など、試験の挑戦にはいくつものスキルが不可欠です。

ITストラテジスト

ITストラテジストは情報処理技術者試験におけるトップクラスの難易度で、超難しいレベルに相応しい難易度Sを誇ります。
情報技術を使って最適化を実現する為の基本戦略策定、推進する立場の人を対象としていて、組み込みシステム企画開発統括技術も評価されます。
企業の事業計画に基づき、システム化を立案したり設計するストラテジストの能力が問われます。

文系出身の未経験者でもエンジニアになれる

もしもこれからIT業界を目指す初心者であれば、まずはITパスポート試験、そして基本情報技術者試験などに挑戦していくと良いでしょう。

全くの未経験の状態から勉強してエンジニアとして働いている方もたくさんいらっしゃいます。
プログラミングの経験があれば、就職・転職にも役に立ちますので、ぜひ頑張ってくださいね。

やはりプログラミングなどを学んで、手に職をつけると、長期的に安定して働くことができます。

もしも就職した会社が不景気になっても、スキルさえあれば転職することも可能です。
その気にさえなれば、フリーランスで独立したり、リモートで場所にとらわれずに働いたりなど、自由なライフスタイルを送りやすいのもITエンジニア(プログラマ)の魅力ですよね。

ただし、プログラミング初心者の場合、どうしても最初の段階で躓いて挫折してしまうことも少なくないのですよね。
確かにプログラミングって、最初の頃はエラーがいっぱい発生して嫌になってしまうこともあります。
修正しようにも、どこをどうしていいのかわからないまま、何時間も経って途方にくれたりしちゃいます。
ただ初心者にとって難しくても、経験者が見るとエラーが一瞬で解決することもあります。

なので、プログラミングを学びたい初心者であれば、独学よりも教えてくれる先生がいた方が遥かに効率的です。

身近に教えてくれる人がいない場合は、プログラミングスクールなども考えてみましょう。「手頃なスクールが近くにない」「スクールに通う時間がない」という場合は、オンラインで受けられるプログラミング教室もあります。

例えば、CodeCamp(コードキャンプ)では、完全オンラインでプログラミングの個人レッスンを受けることができます。

初心者の方が仕事をしながらでも、続々とプログラミングを習得しているとのことです。

今ならオンライン完結の体験レッスンを無料で試すことができますので、本気でプログラミングを習得したいのであれば、参考にしてみてください。
◆参考⇒無料でプログラミングのオンラインレッスンを受けるならこちら

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