「製造業に就職したけど年収低い…」
「収入が少なくて将来不安…」
「30代40代になったら、どれくらい昇給するの?」
など、製造業は年収が低いというイメージがあるかもしれません。
私も「モノづくりの仕事がしたい!」と思って、製造業の開発部門で働いたことがありました。
景気にも左右されたため、確かに給料が高いということはなかったと思います。。。
ですが、どうせ働くなら、給料は多い方がいいですよね。
ここでは、
- 製造業の年収が低い理由
- 30代~40代での平均給料の目安
- 製造業での収入アップのポイント
などお伝えしていきます。
Contents
製造業が年収低いと言われる理由は未経験・学歴不問で働ける仕事が多いから?
たくさんの仕事がある中で製造業の年収低いと言われる理由は、いくつかのことが考えられます。
収入が低いケースでは、基本的に単純作業も多い仕事内容であり、比較的誰にでもできる仕事が大半です。
もちろん製造業の中にも高い知識と技術力を求められる種類もあります。
ですが、全くの未経験で特に高学歴を必要としないところも多くあり、高卒の割合も少なくありません。
日本では、業界によっては未だに学歴社会の面が否めません。
もちろん会社や個人にもよりますが、一般的に平均すると、大卒と高卒では年収に関しても差が出ているという現実もあるでしょう。
また仕事内容としても、学歴不問・未経験誰でも働くことができる仕事には、長く学び国家資格を取得するような業務はほとんどなく、どうしても収入面は低くなってしまいがちです。
常に考え提案し仕事で結果を出していくような、頭脳プレーは収入面も高くなりますし、特別な資格を持つ専門職はやはり収入面が高いです。
実際にはそうした要素が求められることも少なくなく、比較的高い年収を稼いでいる人も多くいます。
製造業と一言で言っても、ケースバイケースです。
ですが、製造業には、そうした要素を必要とされないケースもまた少なくありません。
その場合、その分だけ給与面では低くなってしまっているのですね。
誰でもできる仕事と思われてしまうと、どうしても高い給与で雇用をすることにはつながりにくいです。
◆参考◆製造業で年収アップしたい!と感じているあなたのための転職サイトはこちら
製造業の30代40代の平均年収は500万円程度で意外に高い!?
食品業界をはじめ自動車に、鉄鋼や繊維など、製造業といっても非常に幅は広いです。
いくつもの種類があるために、収入面のイメージもイマイチつかみにくいかもしれません。
まず製造業の平均的な年収として、
- 30代ならば400万円から500万円くらい、
- 40代ならば500万円から600万円くらい、
とも言われています。
こうしてみると年齢によりもらう金額には違いがありますが、それは昇格をしたり経験なども関わってのことなので、ほかの業界とその点はあまり変わりはありません。
一口に製造といっても実に多くの種類があるため、どの世界で自分の力を試すのか、働いていくのかは最終的には自分での判断です。
人間にとって最も身近なものと言えば食べものであり、食料品製造などはマンパワーが欠かせません。
デジタル時代に入りあらゆるマシンが活躍する中でも、野菜缶詰や製粉に畜産食料品にパンや菓子類など、食料品製造で働く人材は貴重です。
飲料、たばこ、飼料製造、印刷業、製紙、紡績、化学繊維などの繊維工業、ガラス、セメント製造業、生産用機械器具製造などもあります。
さらには情報通信機械器具製造、輸送用機械器具製造など、幅は広いですが平均的な年収はそれなりに稼いでいる印象です。
気になる平均年収を調べる最適な方法は就職四季報!?
転職サイトなどでも求人数の多い製造業の世界では、幅広い年齢層の人材を求めていますが、実際に年収はどれくらいなのか、収入面の目安を知りたいと考えるのは当然です。
希望をする企業などにもよりますが、平均年収を調べる方法として就職四季報が役に立ちます。
本格的に調べたい人にとって最適であり、平均的な年収、有給取得状況、残業状況などが掲載されることもある情報誌です。
年齢別の賃金が気になるなら30歳賃金などをチェックするといいです。
優良な人気企業の掲載が満載であり、5000社もの客観情報の掲載があるのですから、利用をしない手はありません。
これから転職や就職を望む人にとって、欲しいのは宣伝でじゃなく本当の情報ですよね。
国内大手1300社を掲載するのも強みであり、会社の基本的データとともに、働く環境のデータもあります。
各企業の特色はもとより、待遇の良さや収入面に離職率、直接会社には聞けない情報を詳しく調べられるチャンスです。
平均年収や内部情報をもっと知りたい人にとって就職四季報シリーズの内容は充実そのものでしょう。
製造業のメリット・デメリットは職種次第?気楽に安心して働ける場所を目指したい!
製造業の中にも色んな職種がありますので、職種ごとにメリット・デメリットがあります。
職種によっては地道にコツコツと作業ができるので、コミュニケーションがあまり得意ではない人も気楽に働ける場所が見つかるかもしれません。
現代のビジネスシーンは評価の時代であり、高いコミュニケーション能力を求められますが、製造という仕事内容であれば顧客とコミュニケーションを毎日とる必要のない職種もあります。
その場合、営業マンのように客に頭を下げたり、打ち合わせをしたりする必要もないので人見知りの人や話すのが苦手な人でも安心して働くことができます。
繰り返し同じことをする業務がほとんどの職種であれば、提案をしたり企画書を提出したりすることもないです。
週休2日制をとっている企業が大半であり、年末年始やお盆にゴールデンウィークなど、長期の休暇も取得をしやすいのもメリットです。
医師や弁護士などのように国家資格を必要とはせず、学歴やこれまでの経験も関係なく働ける場が見つかることもあるでしょう。
新卒でも中途採用であっても、未経験からでも製造業だったら働き始められる可能性があります。
ただし、上記のような職種の場合、人によっては良い面でもありますが、基本的に単純作業の繰り返しになりがちです。そのため変化を求める人には、若干退屈かもしれませんね。
また作業はデスクワークとは異なり、立ち仕事になることが多いので慣れないうちは足が辛くなることもあります。
業種別の平均年収で給料がアップしやすい業界が判明!
いくつもの業種があるのも製造業ですから、働く業種によって平均年収も違いがあります。
給料がアップしやすい業界に挑戦したいと考えるのも当然ですよね。
製薬や繊維化学製品製造業などの化学工業の世界では、企業によっては1000万円を超えることもあります。
選ぶ企業や職種によりますが、30代でみたときに500万円から700万円の年収を期待できることだってあります。
造船や鋼管に製鉄など、鉄鋼製造業も会社によっては900万円年収を目指せることもあるので、給与を高めたい人にも向いています。
製鋼や製鋼圧延業に鉄素形材製造業、表面処理鋼材製造業や製鉄業と幅広いですが、30代ならば400万円から500万円平均の収入ですから、頑張っただけ収入が上がる期待も持てる業種です。
ガス生産設備製造や海洋石油、パチスロゲームメーカーやパチンコ機やパチスロ機製造など、機械製造業も製造業の中では年収が高めになります。
もちろん未経験・学歴不問でOKということはなかなか無いですが、給料アップを目指すならチャレンジするのも良いかもしれません。
製造業で給料を上げていくことを考えるなら、平均収入で収入アップを目指すのとともに、次の2つのポイントも考えてみるといいでしょう。
ひとつはその会社にある手当を取得すること、そしてもうひとつは、仕事に有利になる資格を取得することです。
意外と給料アップにつながります。
実際には、製造業といっても、企業と職種でかなり収入が変わってきます。
実際に求人を見てみるのが、一番具体的でわかりやすいと思いますよ。
この会社のこんな職種はこれくらい貰えるのか…と新しい発見があったりします。
求人情報を見るなら、やはりリクルートに登録するのが一番おすすめです。
なんといっても求人の数が多いですから自分に合った求人に出会える確率も高くなります。
登録はもちろん無料です。今すぐ転職という気持ちじゃなくても、とりあえず情報を仕入れるだけでも大丈夫です。