この記事はこんな人にピッタリ!
  • エンジニアになりたい人
  • 特にサービスエンジニアに興味がある人

求人情報をみていると、サービスエンジニアの募集って結構多いんですよね。
なかには、未経験でもOKという求人も少なくありません。

あなたも「サービスエンジニアになってみようかな…」と考えていませんか?

ただ、求人広告を色々見ていると、

  • サービスエンジニア
  • フィールドエンジニア
  • サポートエンジニア
  • カスタマーエンジニア

などなど…、

「○○エンジニア」が多すぎますよね!
「いったい、何が違うの??」って、混乱してきちゃうのも分かります。

そこで、この記事では、

  • サービスエンジニアの業務内容
  • サービスエンジニアとその他の「○○エンジニア」との違い

などをまとめてみました。

※サービスエンジニアを含めて、○○エンジニアには正確な定義はないようです。
場合によって、自由に使われているのが実情です。
なので、以下の説明は、あくまでも主観に基づいた1つの解釈であることをご了承ください。
実際には会社・人・場面によって言葉の使われ方や意味が微妙に異なってくることがあると思います。

サービスエンジニアの仕事内容!フィールドエンジニアとの違いはない!?

サービスエンジニアの仕事内容は製品と顧客の橋渡し

この職種は扱っている製品によっても仕事内容が異なりますが、基本的には製品設置や保守、アフターサポートなどが主な仕事内容となります。

製品を購入してもらっても、サービス運用が上手くいかなければ、顧客にとっては製品の価値がなくなってしまいますよね。
そこで活躍するのが、サービスエンジニアのような製品と顧客の間に入る双方の橋渡し的な存在というわけです。

この職種の人がいることで、素早いトラブル解決をすることができ、それが結果的に顧客の信頼を得ることにもつながりますので、重要な役割を担っていると言えます。
また、扱う製品によっては、仕事内容は多岐にわたるので、豊富な知識と臨機応変に対応することが必要になります。

その仕事の特徴は、

  • 社内で仕事するよりも、出先となる顧客の元で作業することが圧倒的に多い。
  • 担当する機器にトラブルが発生した場合には、昼夜関係なく対応しなければならないケースもある。
といったところです。

そのため、ときにサービスエンジニアはきつい仕事と言われることもありますね。

(参考)⇒サービスエンジニアはきつい!?激務で辞めたくなる理由とは?

フィールドエンジニアとの違いは営業的な要素!?

「フィールドエンジニア」の仕事内容は、基本的には「サービスエンジニア」の仕事内容と同じです。

どちらも製品購入後のケア担当として、顧客と直接関わりサービスの運用を円滑にする役割がありますね。

フィールドエンジニアは、担当する製品が運用時にトラブルが起きた場合に、顧客先(社外のフィールド)へ駆けつけて解決することになります。これは、サービスエンジニアも同様ですね。

違いはといえば、サービスエンジニアの方が営業的なニュアンスが含まれるという点でしょうか。

サービスエンジニアというと、単なる修理・保守だけではなく、技術営業(セールスエンジニア)の要素が含まれることもあります。

(参考)⇒ ITセールスエンジニアがきつい理由が判明!将来性やキャリアパスを押さえておこう

また、OA機器(プリンター、FAX)に関わる人はサービスエンジニアと呼ばれることが多いように思います。

とはいえ、基本的には、サービスエンジニアとフィールドエンジニアはほぼ同じ意味であることが多いですね。

サービスエンジニアとカスタマーエンジニア、サポートエンジニアとの違いは?

「サービスエンジニア」と「カスタマーエンジニア」も同じ意味!?

「サービスエンジニア」と「カスタマーエンジニア」もかなり近い意味で使われていると言えるでしょう。
どちらも、システムや機器の保守・動作の点検・修理を行いますね。

ただ、ニュアンスとしては、サービスエンジニアの方が客先に出向いた作業が多いような印象があります。
逆に、カスタマーエンジニアの場合は、故障した機器を送ってもらって修理するというような作業があります。

とはいえ、どちらも社内で作業することもありますし、客先で作業することもあるので、ほぼ同じ意味であることも多いでしょう。

「サービスエンジニア」と「サポートエンジニア」の違い

そして、これらと同じような職種としてあげられるのが「サポートエンジニア」ですね。

サポートエンジニアも製品の技術的なサポート対応をする職種ですが、サービスエンジニアとは違って基本的に電話やメールでの対応が主になることが多いです。
(ただし、遠隔対応で解決しない場合には現場へ向かうこともあります。)

電話やメールなど、顔を合わせての対応ではないので、トラブルの原因を聞き出す力など高いコミュニケーション能力が問われます。

サービスエンジニアになるにはコミュニケーション力が必須!

サービスエンジニアとして仕事をするには、基本的に顧客とのコミュニケーションが必須となります。
というのも、製品と顧客の間に入る存在として、その製品を扱う会社の“顔”とも言える重要な役割を果たさなければならないからですね。

また、メンテナンスなどの保守作業はもちろんですが、トラブルが原因で呼び出されることも多いです。
その際には、トラブルの原因を的確に把握して適切に対応するためにも、お客さんに状況をヒアリングすることになります。
その観点からも、コミュニケーション能力は不可欠な要素だと言えます。

また、トラブルが起きている場合には、その現状を顧客であるユーザーに説明する必要も出てきます。
その際には専門用語を使うのではなく、誰でも理解できるようにわかりやすく丁寧に説明することが必要となるケースもあるでしょう。

そして、多くの場合が顧客先での作業となりますので、出先の限られた状況の中で改善方法を考えなくてはなりません。
マニュアル通りの対応では解決できない場合も多々ありますので、技術力はもちろんですが、幅広い知識と対応力の高さも求められます。

サービスエンジニアに向いている人の3つの特徴

機械が好きであること

サービスエンジニアは、基本的には機械の保守や運用をすることが主な仕事となります。
その分野でのスペシャリストとして顧客などからも信頼される立場ですので、まず機械について学ぶことが苦ではないということは1番大切な要素です。

フットワークが軽いこと

また、作業の多くを顧客元で行うため、基本的にオフィスワークは少なくなります。
扱う機器がある場所であればどこへでも向かう必要があり、トラブルが発生すれば昼夜問わずに駆けつける必要がありますので、ある程度の体力も必要になります。

気配りができること

サービスエンジニアは扱う製品は機械ですが、対応する相手は人です。ですので、コミュニケーションが苦手な人には向いていないでしょう。

また、サービス業でもあるため、顧客満足を得るためにも細やかな気配りや心配りが必要となります。
そういったことを苦に感じる人は、職業として就くのは不向きかもしれません。

縁の下の力持ちのような仕事ですので、決して目立つ職業ではありませんが、人の役に立ちたいと思っている人にとってはやりがいを見出せる職種だと言えます。

AI化が進む時代でもサービスエンジニアには将来性アリ!?

現在、最新の技術を駆使した機器を使用している場所は多く、これからさらに増えていくことが見込まれます。
このような機器は精密で複雑であるため、適切に作動するためにもメンテナンスは欠かせません。

これらの作業で活躍するのが専門の知識と技術を兼ね備えた職種である「サービスエンジニア」で、今以上に活躍することが期待されます。
将来的にAI化が進むと言われている世の中ですが、それを運用するのに必要な存在として需要は高くなっていくでしょう。

現代ではこれからロボットに取って代わられる職業が増加していくことが懸念されていますが、サービスエンジニアに関しては、その心配は今のところ少ないと思われます。
この先、しばらくはこの職業がなくなるということはない、と考えてもいいのではないでしょうか。

サービスエンジニアの仕事は突発的な依頼が多いので、これまで労働環境に恵まれなかったことも多いです。
しかし、最近ではIT技術の進化によって遠隔操作でもある程度のトラブル対応ができるようになってきており、将来的には働き方の改善も見込めますね。

サービスエンジニアになりたいのであれば、こちらもご参考くださいね。
(参考)⇒サービスエンジニアの志望動機の書き方が難しい?履歴書でのポイント・例文

 

▼後悔しないために知っておきたいこと▼
◆参考◆「プログラマーやめとけ」の真の理由!?将来性ないうえにきついしつらい?

▼ITエンジニアになりたいなら▼
◆参考◆「IT業界やめとけ」の理由が判明!腐ってる動向から10年後を考える

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