転職の時に気になる要素の1つが給料ですよね。
今回は、転職時の給料交渉の言い方についてお伝えしていきます。
もちろん、収入面だけが大切ということはありませんが、仕事を選ぶうえで、年収が大きな要素であることは間違いありません。
それは、経験のある職種でステップアップする場合であっても、未経験職種でキャリアチェンジする場合であっても当て嵌まることでしょう。
ただ、なかなか転職の給料交渉のやり方が分かっているという人は少ないでしょう。
そこで、未経験で大丈夫な転職時の年収交渉のコツについて、見ていきましょう
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給料交渉の言い方のコツ!転職するなら自分の市場価値を知ることが先決
誰でも会社で働いている人であれば、少しでも給料をアップして欲しいという気持ちを持っていますよね。
しかし転職時に面接で給与交渉を行う場合、特に言い方には細心の注意が必要です。
何故なら給与アップを目指して転職したからといって、間違った出方をしてしまうと給与が上がるどころか不採用にされてしまう恐れすらあるからです。
では給与交渉の時にどういう言い方をすれば良いのかというと、コツがあるので見ていきましょう。
まず「自分は会社に貢献する事が出来るので給与を上げて下さい」というような、何の具体例も出さずに漠然とした言い方では相手側は当然納得しません。
それどころか悪い印象を持たれてしまいマイナスです。
そこで有効なのが、具体的なデータを利用するという事です。
つまり、転職市場での自分の価値がいくら位なのかというデータが大切です。
事前にインターネット等で自分の年収とマーケットの水準を比較して、自分の給与がどれ位低いかという事を把握しておきましょう。
その上で、現在自分が持っているスキルを他社だと、これ位の給与が妥当という金額を出しながら説明をするなど、根拠を持って話を進められるといいです。
そうすれば、相手側も納得してくれて給与交渉も上手くいきやすいです。
ただし、、なかなかマーケットでの自分の価値がいくら位なのか分からないということもあります。
実際に業界ごと企業ごとで、実際には給与の相場はかなりバラつきがあります。
不安な場合には、転職エージェントに聞いてみるのも1つの方法です。
転職エージェントでは過去の転職者のデータなども蓄積しているので、業界ごと会社ごとの給与水準から、自分の適性年収がどれくらいになるか、相談してみるといいでしょう。
自分で推測した不確かな情報に基づくと失敗の原因にもなりかねませんし、無料なので一度話を聞くのはおすすめです。
◆参考◆転職エージェントに自分の市場価値について相談してみるならこちら
未経験職種へ転職でも年収交渉は可能!リスクを軽減したいならタイミングは重要
「未経験職種に転職する時には年収交渉等出来るの?」と疑問に思ってしまうのも分かります。
たしかに未経験職種に就く場合、年収交渉を行うのは難しいです。
しかし全く不可能という訳でもありません。
仮に未経験職種でも、会社側の利益につながる経験やスキルを持っていれば、交渉する余地は生まれます。
では具体的にどうすれば良いのかというとポイントがあります。
まず重要なのが切り出すタイミングです。
年収交渉をするのであれば、なるべく早い段階で言ってしまった方が良いです。
転職時の面接の場合、大抵正式採用されるまでに何回か面接はあります。どこかで言うのであれば、1次面接の段階で切り出すと良いです。
しかし1次面接でお金の話をいきなりしてしまうと、不合格になるリスクも確かにあります。
それでもこのリスクは面接が進めば進むほど大きくなっていくので、出来るだけ早い段階でした方が良いというのがポイントです。
中途採用の内定後の給与交渉で内定取り消しに!?失敗しないのやり方のポイント
そうはいっても面接は緊張するものなので、中々お金の話を切り出せないという場合もあります。
そういう時は、面接担当者がお金の話題をした時を狙って言うようにするという方法があります。それであれば、話の流れ的にも自然と話す事が出来ます。
それからもし面接中にお金の話題が全く出てこなかった場合は、最後まで我慢し、終了間際に担当者が「最後に何か言いたい事がありますか」と言った時にさりげなく年収の話をすると、悪い印象を持たれることを回避できるかもしれません。
ただし、自分から年収交渉を切り出すのには、やはり多少のリスクはあります。
そんな場合は、転職エージェントに相談してみるという選択肢もアリです。
経験豊富な転職エージェントであれば、あなたの代わりに適切なタイミングで給与交渉を進めてくれることが期待できます。
仮に交渉に失敗しても、あなた自身の評価が下がることを最小限に抑えやすいかと思われます。
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年収の希望額の決め方!転職の優先順位を考慮しよう
転職時の面接では、担当者から年収の提示額を示されると同時に、希望額を聞かれる事も十分あり得ます。
その為面接前には、あらかじめ現在の年収がいくらか計算しておくのは必須でしょう。
そのうえで希望額を決めておきます。
この時間違えがちなのは、手取りの金額で計算してしまいがちなので、税金等引かれる前の額面で計算しておく必要があります。
そうしないと実際の年収よりも低い額を相手に言ってしまい、それが基本額となって年収を決められてしまいます。
面接担当者に希望額を聞かれた時に、自分の中で決めていないと、素早く答える事は出来ません。
そこであらかじめ希望額は決めておく必要があります。
ではどうやって決めたら良いかというと、まず転職をする時に何が重要度が高いかを自分の中ではっきり決めていきます。
例えば給与や人間関係、自分のスキルアップや新しい業種へ挑戦していく勇気等、これらの重要度は人それぞれです。
こうした転職の動機の中でも、特に給与の優先順位が高い場合は、希望年収を少し高めに設定しておくと良いです。
転職の給与交渉の相場はいくら?給料交渉の仕方のコツをチェック
逆にお金よりも自分のスキルアップの為であったり、新たな人間関係を構築するという事に重きを置いている人は、現在と同じ位か多少下げた額に設定しておきましょう。
そうする事で面接担当者に良い印象を与える事が出来ます。
給料交渉すると印象悪い!?年収アップを狙って不採用にならないための準備
転職時の面接で、少しでも現在よりも年収アップを狙って給料交渉をしてしまうと、相手に悪印象を与えてしまい、最悪の場合不採用になる恐れもあります。
そこで自分はあくまでお金や待遇の良さ、福利厚生制度目当てではなく、スキルアップや会社の考えに共感している為働きたいという事をアピールしておく必要があります。
ここが曖昧な状態で、給料交渉をしてしまうと相手はお金目当てだと判断してしまうので注意が必要です。
それに自分から積極的にお金の話を持ち出さなくても、面接担当者から給与に関して説明は大抵の場合はされるので、それほど焦る心配はありません。
額も会社によっては年齢や職種によって決められている所もありますが、希望年収を聞かれた場合は多少の交渉の余地はあるという事なので、その場合は堂々と自分の希望額を言うと良いです。
ただ面接担当者は、こうした給料交渉時の時の応募者の顔の表情をよく見ているので、たとえ提示された額が自分の希望額と離れていたとしても、なるべく不満の態度は顔に出さないようにしましょう。
給料交渉は内定後でも可能な場合がある為、まずは面接を突破するという事を優先して、相手に悪印象を与えないようにすると良いです。
給料交渉のマナー!やってはいけないNG行為とは?
転職時の面接で給料交渉をする場合、やってはいけないマナーがいくつかあります。
これを知らないでいると、相手に悪印象を与えてしまい、額の交渉どころか不採用にもなってしまいます。
ではどういう事がやってはいけないのか詳しく見ていきましょう。
まず未経験職種に転職する場合には、今まで働いていた会社と同じ額を希望するという事です。
未経験者つまり何も知らない素人にも関わらず、前職と同じ位の額が欲しいと言われてしまうと、相手の面接担当者もあまり良い印象を持ちません。
何故ならまだ会社の戦力になるかどうかも分からないからです。
その為たとえ希望額があったとしても、なるべく低めに言うとか、そちらの規定に従いますと言っておいた方が良い印象を与えられます。
また希望額が会社の給与水準よりも高いというのも良くありません。
たとえ自分に自信があったとしても、高すぎる額を言ってしまうと、明らかに相手側とのミスマッチが起きてしまいます。
会社側も戦力になって利益を出してくれるのはありがたいけれども、莫大な給与を払えるという事ではないのであまりに浮世離れした金額は提示しない方が良いです。
他にも仕事の内容には全く触れずに、ひたすら給料の交渉をするというのもよくありません。
交渉をする場合は、具体的に自分はこういうスキルを持っていて、こういう仕事が出来るので、と例を出しながら話を進めていくと良いでしょう。