- これからセールスエンジニアになってみたい人
- セールスエンジニアのメリット・デメリットを知りたい人
- セールスエンジニアになる方法を知りたい人
ある日、私の知り合いのITセールスエンジニアが、
「セールスエンジニアはきつい…、もう転職しようかな」
とボヤいていました。。。
プログラマやシステムエンジニアとして働いている場合、将来のキャリアとして「セールスエンジニアを目指してみようかな」と考えることもありますよね。
でも、一方で「セールスエンジニアはきついよ」なんて噂を聞くと不安になってしまいます。。。
そこで、この記事では、
- きついと言われる理由
- 年収や将来性、キャリアパス
などについて、まとめてみました。
Contents
セールスエンジニアの業務内容が「きつい」と言われる3つの理由
確かに、この仕事は、一般的にきつい仕事と言われていること多々あります。
ですが、「きつい(=重労働)」というよりも、高度な職種であるという方が正確なのではないでしょうか。
エンジニアとしての技術的な側面から、お客様に製品の営業(セールス)を行うといった業務があります。
具体的には、
- 製品を客先に提案(プレゼンテーションやデモ実演など)
- システム導入後のアフターサポート(メンテナンス)
など、その業務範囲は意外に広いです。お客さんの要望に沿って技術的な提案を行うなど、コンサルタント的な側面もあります。
理由1:常に進化する技術に対応するため勉強が欠かせない
「セールスエンジニアがきつい」と言われる理由その1としては、IT関連の技術力を習得することが必要で、その内容は常に進化をしていることでしょう。
そのため、いつまでも勉強をし続ける必要がありますね。
理由2:営業的なノルマが課せられることも!?
業務内容は営業という側面もあるので、総合的に見ると技術営業に分類できます。
そのため、単にITに詳しいというだけではなく、営業に近い仕事が多いこともきつい理由でしょう。
会社によってはノルマが課せられていたり、クライアントでは納期というものが決められることになるので、時間に追われてしまうという仕事でもあります。
理由3:クライアントに合わせた対応力が求められる
1つの仕事を請け負ってこなすという内容だけではなく、通常は複数の仕事を並行して進めることが必要とされるケースが多々あります。
その際には、クライアントと連携をしながらも自社では技術面をフル稼働させることになります。
クライアントによっては様々なご要望があり、その内容を理解した上で仕事を貰うという内容が多いのも特徴です。
そのため、画一的な仕事をしているのではなく、それぞれ異なるユーザーの期待に応えなければならないという試練も課せられます。
従って、かなり重要性があり重い責務というものが発生してしまうので、きつい仕事として捉えられることが多いものです。
セールスエンジニアはやりがいがある仕事だった!
きつい仕事と言われているセールスエンジニアですが、この仕事についてはきついばかりが目立つのではなく、やりがいを感じられる仕事として理解することもできます。
現代社会においては殆どの企業でITを用いています。今となっては欠かせないツールでもあり、日々進化をしている分野です。
セールスエンジニアは欠かせないIT関連の業務を担当していることになり、クライアントとなる取り引き先企業の担当者と十分な打ち合わせをした上で、相手側が求めているシステムを理解することが肝心です。
そこではコミュニケーション能力が大切になり、しっかりとヒアリングした上で自社にて開発を行うというやりがいがあります。
そもそも「良いものを作れば売れる」「技術があれば儲かる」っていう時代でもないですしね。
会社の業績を伸ばすためには、技術だけでなく、セールスやマーケティングが大切になってきます。
(技術はソコソコでも、セールスが上手ければ大きな業績が残せるケースもいっぱいありますし。)
そう思うと、セールスエンジニアの仕事は、会社に直接利益をもたらす重要な仕事。
その分、やりがいも見いだせる仕事ではないでしょうか?
依頼された仕事を請け負うだけではなく、時には自社開発をしたシステムを売り込むような仕事もセールスエンジニアには求められるので、技術面と営業面の両方の能力を活かすことができるやりがいは大きなものがあります。
セールスエンジニアの平均年収は660万円!?
新卒の年収は少し高め
気になるセールスエンジニアの年収については、大学からの新卒者の場合では、350万円程度になることが多いようです。
決して高額ではありませんが、他の新卒者の年収と比較すると少し高めに推移しています。
全国の平均年収は?
実際に全国のセールスエンジニアの平均年収を例にすると、男性の場合では約660万円、女性は550万円程度になります。
この数字は平均額になるので、勿論ですが年に800万円以上もの収入を得ている方も実際に存在しています。
キャリア・実績に応じて高収入の可能性も
一定のキャリアを形成することができた場合では、高年収を期待することができます。
単なる技術者ではなくセールスエンジニアの場合では勤務している会社に直接に利益をもたらす大切な職業になるので、会社によっては実績に応じて別途報酬を受け取ることも不可能ではありません。
賞与なども本人の実績で判断される可能性もあるので、一定期間を勤務していて会社が求める数字を上げた人のケースでは、平均年収を大きくすることも決して夢ではない職業です。
文系や未経験でもセールスエンジニアになれる?
セールスエンジニアというと一般的には理系の方が就職するというイメージがあり、実際に多いものです。
文系の大学を卒業した方のケースでは、セールスエンジニアになることが難しいのかを考えてみると、実際には無理ではありません。
文系大学を卒業した方の就職先の中には、メーカーや商社などに勤務している方も沢山います。
大卒者は営業職や総合職として勤務することが多いのですが、そこで培った営業力やコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力に自信を持っている人であれば、セールスエンジニアで必要とされる半分の技量は身に付けていることになります。
ただし、肝心なことはIT関連にも興味を持っていることです。
単にパソコンを使いこなす内容だけではなく、日々進化をしているシステムについての勉強を疎かにしていないのであれば、入社できるチャンスは十分にあります。
ただ、まぁIT系に限って言えば、バックグラウンドがないと難しいのは確かですね。
未経験でこれからIT業界に入りたいというのであれば、セールスエンジニアよりもインフラエンジニア・フィールドエンジニアの方がいいと思いますよ。
⇒「インフラエンジニアやめとけ」の理由が判明!将来性のある職場を選ぼう
セールスエンジニアの将来性とキャリアパスは豊富!?
十分に見込める将来性
IT産業は常に進化をしているジャンルでもあり、利用をしている法人でも新しいシステムを模索しているものです。
ITを使った技術は確かに毎年のように新しい分野が発表されており、欠かせない職業として挙げることができます。
なので、これから先もセールスエンジニアの需要はなくならないでしょう。
とはいっても、肝心なのは新しい技術を勉強し続けることが前提ですよね。
キャリアパスの例!コンサルタントになる人も多い
この仕事だけでも将来性はあるので、生涯にわたって仕事をすることに向いています。
でも、人によっては、その後のキャリアパスが気になるということもありますよね。
キャリアパスで考えた際には、実例を出してみると、例えば外資系のITコンサルタント会社に転職する方も多いようです。
自社の場合はでは、総括するマネージャー的な立場を得ることもでき、大きなプロジェクトを動かす人材になり得ます。
また営業分野で長けている方のケースでは、国内でも有名な総合商社への転職も不可能ではなく、本人が求めている分野で活躍するステージは沢山用意されています。
勿論、初来的には独立を果たしている方も存在しているので、きついながらも夢のある仕事として考えることができるでしょう。
やっぱりIT系セールスエンジニアに転職するのは難しい!?
IT技術の知識と、コミュニケーションなどの対人営業スキルの両方が求められるので、一般にセールスエンジニアは非常に高度な職種ですよね。
なので、やっぱりセールスエンジニアの転職はハードルが高いように感じる方もいるかもしれません。
でも、今現在システムエンジニアやプログラマーとして活躍されている方であれば、セールスエンジニアに転職できる可能性は十分にあると思いますよ。
セールスエンジニアになるには、特別な資格は必要ありませんし、コミュニケーションが苦手でなければ、営業スキルは後からでも身につけられるものです。
IT技術のバックグラウンドを持っているなら、将来のキャリアパスとしてセールスエンジニアを目指すのは良い選択肢でしょう。
もし、
「自分のスキルや経験でどこまで通用するか不安…」
「自分にマッチした会社がなかなか見つからない…」
ということでしたら、IT業界の転職に詳しい人に相談してみてください。
身近に相談できる人は少ないと思いますので、転職サイトやエージェントも上手に活用しましょう。
業界でも最大級の情報を持っているリクルートエージェントなどはおすすめです。
業界を良く知っているアドバイザーから、キャリアパス・会社選びなど、あなたにぴったりのアドバイスをしてもらえます。
人それぞれ状況が違うので、個別に相談に乗ってもらえるのは、本当に助かります。
「初めての転職で何をやったらいいか分からない…」「転職するかどうか、まだ迷っている…」という場合でも、無料で相談に乗ってもらえますし、とりあえず情報を集めて選択肢を確認するだけでも大丈夫です。