- カスタマーエンジニアで働いているけど、そろそろ辞めたいと思っちゃう人
- カスタマーエンジニアになりたいけど、将来性が気になる人
「仕事がつらい…」
「将来性が感じられない…」
カスタマーエンジニアとして働いていて、そう感じることもあるかもしれません。
時には、もう仕事を辞めたいと思っちゃうことさえあるものです。
私もそうでしたが、そんな時には自分のキャリアや仕事内容を改めて見つめ直してみると良いと思います。
ガムシャラに働いているだけでは見落としてしまうことも多いものですからね。
そこで今回は、
- カスタマーエンジニアの将来性
- つらい理由・辞めたい理由
についてお話しています。
これからカスタマーエンジニアを目指す場合でも知っておいた方が良い内容も書いていますので、ぜひご参考ください。
Contents
カスタマーエンジニアは将来性あるけど、業種によっては苦しいかも?
カスタマーエンジニアの将来性としては、今のところ需要がなくなることはないと思われます。
とはいっても、それは全体的に見た一般論です。
一言でカスタマーエンジニアといっても、業種や扱う製品によって状況は変わってきます。
例えば、IT業界に関して言えば、高度情報化を支えるうえで、カスタマーエンジニアは非常に重要なポジションといえます。
でも、ITの進化は日進月歩であり、昨日までは常識であったとか、翌日には通用しなくなる可能性がある業界です。
最新の知識や技術を追求しておくことが必要不可欠と言えるでしょう。
また、カスタマーエンジニアの主要となる業務にコンピューター本体及び周辺機器の修理が挙げられますが、これに関しては需要は以前よりも下がっている傾向にあると言われています。
というのも、コンピューター本体や周辺機器の価格がこの数年で下がってきていて、修理を行うよりも交換した方が安くなるといったことも多いからでしょう。
これらを踏まえて、純粋な技術職としてカスタマーエンジニアを目指す場合には、理想の求人に巡り合えないということも将来的にはありえるかもしれません。
このあたりは業種によって変わってくるので、今のうちから自分の専門をよく考えておいた方が良いでしょうね。
カスタマーエンジニアの仕事内容は魅力的だけど、苦手な人には地獄!?
カスタマーエンジニアの主な仕事内容としては、各種機器の稼働状況を常に良好な状態に保つことですよね。
そのために、使われている現場を訪問したり、場合によっては常駐することも考え、保守点検や修理を行います。
扱う機器に関しては非常にデリケートなものが多く、点検や修理には高度な専門知識や技術が必要なので、機器によりますが、現場で活躍するためには数カ月から1年に及ぶ訓練が必要というのが一般的です。
そのため、苦労して独り立ちできた場合には、大きな魅力を感じることでしょう。
また、ただ機器を設置するだけではなく、電源の確保を行ったり空調や回線工事、現場の環境全体の整備も行う必要があります。
作業が完了し顧客に引き渡しを行う場合には、使用法についても分かりやすく説明する必要があります。その後のメンテナンスも継続して担当し、移設や撤去も行うことになるのが一般的と言えるでしょう。
このように、カスタマーエンジニアは技術職でありますが、その業務の多くを担当する現場で行うことになります。
そのため、場合によっては営業職のような業務を担う可能性があることを覚えておく必要があります。
もしあなたが営業的なコミュニケーションが得意であれば、大活躍できるチャンスです。
しかし、逆にそういったコミュニケーションが苦手なのであれば地獄ですね。
とはいえ、営業的な役割が求められる度合いは会社によってかなり変わってきます。会社によっては、セールスを考えなければいけないこともありますし、逆にセールス色が全くないこともあります。
なので、自分の得手不得手を考えて、どの会社で働くかを選択した方が良いのです。
カスタマーエンジニアはつらい…辞めたいと思う2つの理由
顧客とのコミュニケーションがつらい
カスタマーエンジニアのつらいところとしてまず第一に挙げられるのは、顧客とのコミュニケーションです。
この職種は、お客様と直接かかわりを持つ技術者です。実際にコンピューター本体など、各種機器が運用されている現場に出向いたうえで、保守点検や修理を行うことになります。
顧客と良好な人間関係を築いたうえで、ねぎらいの言葉をかけてもらえることは、活力源にもつながります。しかし、その一方でクレームを受けるケースもあり、精神的な負担を感じるカスタマーエンジニアも多く、これが辞めたいという気持ちにつながることもあります。
休みが取れないのがつらい
休日返上で呼び出されることもカスタマーエンジニアのつらいところと言えます。
機械にはトラブルは付き物であり、突発的な修理に関しては24時間365日、どのような時でも依頼される可能性が考えられます。
このため勤務時間外に現場に駆け付ける必要もあり、深夜でも年末年始でも、長期休暇であっても、要請があれば出勤しなければならないことは苦労の一つと言えます。
カスタマーエンジニアの平均年収は約600万円前後?
「つらい」「辞めたい」という声も聞こえてくるカスタマーエンジニアですが、その平均年収は約600万円前後が相場だと言われています。
管理職の中には1000万円前後の収入を得ている人もいることから、長い目で見た場合には、収入に関しては希望が持てる会社も少なくありません。
そう思うと、収入面ではなかなか良い職種といえそうですよね。
ただし、残業代を含めてようやく平均に至る人も多いのが実情です。年収が平均以上であったとしても、時間外労働を行ったり、クレームの多い職場でクレーム処理に当たったりと、精神的には給与に不満を抱えている人も多い業界かもしれません。
また日系企業に限って考えた場合には、年収に関しては400万円前後にとどまるケースも多いです。
企業によってはカスタマーエンジニアに営業活動を兼ねさせている会社も増えてきていることから、カスタマーエンジニアの中には営業職を兼ねている人もいます。
この場合には契約が成立するごとに歩合が発生することになるので、実力次第では年収を上げることも可能かもしれません。
未経験からカスタマーエンジニアに必要なスキル(資格)は?
カスタマーエンジニアになるためには、様々な資格やスキルが必要となります。
どのような種類のスキルが必要なのかということは、務めている企業や扱う製品によって異なります。
電気系
例えば、ソフトウエアに関連する業務では、特に必須の資格は少ない傾向があります。
しかし、ハードウエアを使う場合には、資格が必須になることもあるため注意しましょう。
というのも、電源や通信の保守点検行う場合には、電気工事士・認定電気工事従事者・工事担当者のいずれかが必要となったりします。
これらは法的にも定められたものであることから、取得しなければ原則的には作業ができなくなってしまいます。
IT系
また電気系だけではなく、IT系でも資格の取得が求められることもあります。
国家資格からベンダー系までさまざまな資格がありますが、IT未経験であるならばITパスポート、基本情報技術者試験あたりの取得を目指すと良いでしょう。
基本情報技術者試験については、IT業界で働くうえでは最低限知りたい知識を学ぶことができ、取得することにより企業からも一定の評価を得ることにつながります。
働きやすい会社なら将来性あり
以上カスタマーエンジニアの将来性や現状などについてお話ししました。
カスタマーエンジニアは、業種・会社・製品によって大きく異なってきますが、一般的には将来性があると考えられます。
ただ、業種が変われば、働き方や収入などは当然変わります。
それだけでなく、同じ業種であっても、会社によって全然違ったものになる可能性があります。
その意味では、カスタマーエンジニアという職種以上に、どこの会社で働くのかが重要と言えますね。
もしも現状カスタマーエンジニアで不満があるのであれば、他の会社に転職することを考えてみるのもいいと思います。
カスタマーエンジニアであれば、例えば転職エージェントなどのサービスを使う人が多いようですね。
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