- これからIT業界に就職する人(データベースが気になっている)
- どの技術を身につけると将来的に役に立つか検討中(データベースかそれ以外か)
この記事をご覧になっているあなたは、データベースエンジニアに興味があるという事ですね。
いいところに目を付けたと思いますよ。というのも、データベースのスキルは
- 需要が尽きない
- 変化の激しいIT業界で確実性の高いスキル
と言われることもあるからです。
でも、一方で、
「データベースエンジニアの求人が減っている!?」
なんて噂を聞いたことはありませんか?
そう聞くと、
「データベースエンジニアの将来性は大丈夫なの?」
と不安になってしまいますね。
そこで、今回は、
- データベースエンジニアの将来性
- データベースエンジニアに必要なスキル
- データベースエンジニアになる方法
などについてまとめてみました。
Contents
データーベースエンジニアの将来性は本当に明るいの?需要が減っている理由は?
ビッグデータを扱うスキルはますます伸びる!
データベースエンジニアの将来性に関して心配する人が見受けられますが、特に需要が減るという見込みはありません。
それどころか需要はこれから伸びていくとさえ考えられています。
なぜなら、これからビッグデータを扱う時代が本格的に到来すると考えられているからです。
たとえばIoTが普及することで日常生活で使用している家電から、さまざまなデータがクラウド上に集められます。それによって使用者たちのいろいろな傾向を分析できるようになります。
また医療の世界でも患者の体調や遺伝子などのデータを収集することで、これまでになかった治療法の開発にも役立つのです。
このようにビックデータを活用することで、以前は不可能であったことが次々と可能になっていきます。
そこで重要になるのが大量のデータを扱えるエンジニアというわけです。
需要が減っていると言われる理由は?
データベースエンジニアの求人が減っているという話がありました。
確かにそのように見えることもあるかもしれません。
だとすると「データベースエンジニアの需要は減少傾向なのか?」と思ってしまうかもしれませんが、上で述べた通り、そんなことはありません。
では、どうして求人が減っているように見えるのか?
その理由の1つは、データベースだけを専門に扱うエンジニアよりも、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアがデータベースを扱うことが増えているからかもしれませんね。
データベースエンジニアのメリットとデメリット
データベースエンジニアのメリットとデメリット
就職・転職に有利で出世しやすい!?
データベースエンジニアになるメリットとして、就職や転職がしやすくなることが挙げられます。
前述のように需要が高くなっていくので当然といえるでしょう。
また、職場での地位の確立に役立つことも大きなポイントです。
一般的にSEやプログラマーと一緒に働くことになりますが、そこでチームリーダーのような主戦力になるケースがよく見受けられます。
データベースの操作自体は情報処理の技術者であれば、それほど難しいことではありません。
ところが、開発しているシステムの中核を担うデータベースを構築するとなると話は別です。
そのような仕事を担当できるので代えがたい人物として重宝されます。
プレッシャーに弱い人は止めておいた方がいい!?
一方でデメリットは重責を感じやすくなることです。
データベースに欠陥があると、いろいろな面で不具合が生じてしまいます。
個人情報の流出といった重大な事態も起こり得るのでプレッシャーは少なくありません。
責任感を持って仕事に取り組むことが非常に大切です。
(とはいっても、仕事に責任が伴うのは、どの職種でも同じですよね。)
データベースエンジニアの年収は人によって全然違う!
年収に関しては一口にデータベースエンジニアといっても、企業の状態や本人の実績などによってかなりの差があります。
これは情報処理の世界では、ネットワークエンジニアなど多くの種類の技術者にも当てはまる話です。
あくまでも平均値という観点から見るのであれば、だいたい500万円前後というのが相場となるでしょう。
予想外に低いと感じた人もいるかもしれませんね。
しかし駆け出しの技術者の場合は、400万円程度であることも珍しくないのです。
そこにはIT業界独自の特徴が大きく関係しています。
この業界は他の業界よりも成果主義の導入が進んでいるのです。
したがって最初は低くても、結果を出し続けていれば、すぐに高くなっていくのが一般的となっています。
データベースエンジニアに必要なスキル・資格とは? 大切なのは根気強さ
職業として考えた場合、データベースエンジニアに向いている性格としては、地道な作業が好きであることが挙げられます。
本格的なデータベースの構築は一朝一夕には行えません。
もちろん個人用の細かいものであれば、数時間で作成することも可能です。
しかし、いくつもの項目を持つような大型のデータベースの場合は、項目ごとのリレーションシップなどを細かく考えていかなければなりません。
こういう一つずつ組み上げていく作業を、根気よく地道に行うことになるわけです。
そのため、飽きやすい性格の人は辛いと感じる場合もあるかもしれませんね。
また、抜けている項目があれば、即座に気付けるような注意力も必要です。
強引に仕上げてしまい、データを入れてしまった後だと、修正するのがかなり大変になりかねませんよ。
能力的にはSQLを駆使できることが条件となります。
資格としては、将来的に
- OracleMaster
- データベーススペシャリスト
などの資格があると有利になると考えられます。
ただ資格取得に囚われるよりも、経験が重要ですね。
それ以外にも、ネットワークやプログラミングに精通していると仕事の幅が一気に広くなるでしょう。
データベースエンジニアになる方法とキャリアパス
いきなりデータベースエンジニアになって、第一線で活躍する人は多くありません。
なぜなら情報処理技術者の上位に位置する存在であるためです。
まずは基本情報処理技術者などの資格を取得して、SEなどから始める人がよく見受けられます。
先輩のデーターベースエンジニアとペアになり、データ入力などの雑用から始めるようなケースも少なくありません。
SEにしても雑用にしても、多かれ少なかれデータに触れる機会は得られます。
そのうち構築などの手伝いもするようになり、最終的に自分で作れるようになるというのが代表的なステップです。
したがってキャリアパスとしては、企業に就職して何らかの情報処理の仕事をしながら、データベース関係の資格を取得していくのが基本です。
【まとめ】業界未経験でもITエンジニアを目指すなら
- ビッグデータを扱う需要が伸びるため、データベースエンジニアの将来性は明るい
- データベースエンジニアになるには、IT関連企業で仕事をしながら、学んでいくのがオススメ
ということで、データベースエンジニアを目指してみるのはアリだと思います。
もしIT業界未経験であれば、ネットワークエンジニアやプログラマーで未経験OKの求人から始めてみてはいかがでしょうか。
とはいっても、
- 未経験求人がなかなか見つからない
- 求人情報を見つけても選考に通らない
- 自分のスキルに自信がない
ということもあるかもしれません。
そんな場合は、TECH ACADEMYという学習・就職サービスを利用するのがオススメです。
オンライン完結のスクールなのでどこかに通う必要もなく、12週間で未経験から転職を保証しているコースもあります。
もしも、あなたが
- 未経験だけどエンジニアになりたい
- 正社員として安定して働きたい
- 一生使えるスキルを身に着けたい
と考えるのであれば、TECH ACADEMYをチェックしてみてはいかがでしょうか。
まだ考え中という場合でも、無料体験学習できるので、とりあえず覗いてみるだけでも参考になるかと思います。