将来のことを考えて、IT業界にチャレンジしようと思うのは、いい選択といえるでしょう。
そこで、プログラミングスクールを受講して、まずはプログラマーを目指すという方法があります。
一方で、
- 「プログラミングスクールを卒業しても就職できないよ!」
- 「プログラミングスクールなんて、やめとけ!」
なんてい言われることもあります。
せっかく、将来のことを考えて一歩踏み出そうと思っているのに、そんなことを言われてしまうと不安になってしまう気持ちも分かります。
そこで、今回は、
- 就職できないといわれる理由
- 卒業後の就職先やキャリアパス
について考えてみましょう。
プログラミングスクール業界には闇があるともいわれますので、注意点についても触れていきます。
Contents
プログラミングスクール卒でも就職できないといわれる理由は思い込み!?
「プログラミングスクールに行っても就職できない」そういわれる理由の1つには、思い込みや決めつけといったものが挙げられます。
技術が求められるIT業界は厳しく、プログラミングスクールに行ったところで就職できず無職になる、このような思い込み・決めつけが広がっているようです。
その結果、「プログラミングスクールなんてやめてとけ!」という意見も散見されます。ただ、やめとけの言葉の中には、無職になって苦労することを案じる意味も含まれるので、必ずしも否定一辺倒ではないといえます。
加えて、プログラミングスクールで学ぶ勉強と、実践での経験は性質が異なる、こういう理由に基づく就職できないという意見もあるわけです。
プログラミングに限らず、学校を卒業したところで即戦力になる保証はありませんから、スキルが重要なIT業界では特に、門前払いされるイメージが頭に浮かびがちです。
勿論、評判のプログラミングスクールは実践で役立つ、即戦力になり得る知識を教えているので、この理屈が正しいとは断言できないでしょう。
いずれにしてもIT業界は専門性が高く未経験者に厳しい印象で、学校を卒業したくらいでは就職できないと思う人がいるのも無理はないです。
確かに、経験者と未経験者なら前者が選ばれる可能性の方が高いので、やめとけと否定的な忠告の意見があるのも頷けます。
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プログラミングスクール業界の闇!?誰でもプロになって稼げるわけじゃない
プログラミングスクール業界には、誰でもプロになれるという甘い言葉でカモにしようとする闇があります。
これは未経験者を対象に生徒を募集する学校に見られる傾向で、短期集中かつ高額な月謝といった要素が並びます。
利益を優先するプログラミングスクールは、短期間で多くの生徒から月謝を獲得しようとします。
その結果、短期集中で短期間のスキル獲得を謳い、卒業後は就職できるといって生徒を集めるわけです。
月謝が高めに設定される理由には、学んで得られるスキルの価値を高く見せたり、勿体ないと感じさせて途中で辞めるのを防ぐ目的があります。
また、経験者であってもハードに感じるカリキュラムを詰め込むことで、学習の質が高いと錯覚させるプログラミングスクールも存在します。
当然ですがこのような学校は一部に過ぎませんし、実績と評判のある学校であれば、初心者にも優しく能力に合わせたカリキュラムが提供されます。
プログラミングスクール業界自体、月謝は高く設定されることが多いですから、高いからといって全てが初心者をカモにしているわけではないです。
ただ割と知名度の高い大手であっても、過去に問題を起こしてSNSを中心に炎上したケースも少なくないので、しっかりと確認した上で選ぶことが大切です。
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プログラミング未経験のitプログラマー!29歳~33歳はもう厳しい?
プログラマーは知識量と経験が物を言うところが大きいので、未経験から就職を目指すのは簡単ではないです。
特に、30代以降は即戦力の需要が高まりますから、30代になってからIT業界で挑戦するのは相応にハードです。
年齢が就職の難易度を左右する理由としては、プログラマーが体力を求められることもその1つです。
プログラムのコーディングには、集中力と頭の働きが不可欠ですから、集中力が低下して頭が鈍り始める30代は急に就職が難しくなります。
既にIT業界で就職済みでプログラマーの経験を積んでいる人は、ある程度の年齢でも経験で何とかなる部分があります。
しかし、30代で未経験となると、そこから現場で実績を積んで戦力へと育つ必要が出てきます。
IT業界は余裕のある企業ばかりではないので、新人を育てるにはそれなりの希望や可能性を必要とします。
20代なら若くて物覚えも早く戦力になる可能性を秘めますし、20代後半でもまだまだ育つチャンスがあります。
ところが、30代を過ぎたり40代ともなると、年齢が足かせになってきます。
30から40代は十分に現役世代ですし、むしろ働き盛りと呼ばれるくらいですから、就職して活躍できる可能性はゼロではないです。とはいえ、就職となると話は変わってきますし、30代未経験となれば厳しいのが現実です。
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プログラミングスクールの卒業生の就職先はベンチャーから大手まで
プログラミングスクールの卒業生の就職先は実に様々で、基本的にはIT業界ですが、システムの保守運用を行う企業も珍しくないです。
大手に就職する人は限られますが、それでも誰もが名前を知るような家電メーカーや、大手グループ企業に就職する卒業生もいます。
一方ではIT系のベンチャー企業も就職先の1つで、挑戦の意欲が高い人達と一緒に、プログラミングスクールで獲得した知識を活用して活躍します。
いわゆる下請け企業に就職する卒業生もいますが、製品を自社開発する企業に就職、好条件の環境で働いている人もいます。
このように、プログラミングスクールからの就職先は多種多様で、上を目指せば可能性のチャンスは十分にあることが分かります。
中にはなかなか就職が決まらず、無職状態が続く卒業生もいるでしょうが、それは結果の一部に過ぎないです。
例えば卒業後のサポートが手厚かったり、就職を支援する制度のあるプログラミングスクールであれば、無職になる方が難しいといえるでしょう。
ただし椅子の数は決まっていますから、残念ながら座れる椅子にありつけず、仕事が見つからないままの人がいるのも事実です。
そういう人はフリーランスの道を選んだり、自力で仕事を獲得して収入を得ていたりします。
プログラミングスクールで転職した後のキャリアパスは大きなチャンスがある!
プログラミングスクールを卒業して就職した後は、様々なキャリアパスが待っています。
最初に任せられる仕事は先輩の手伝いやプログラムのテストが中心ですが、やがて保守運用を任せられたり、システムの構築に関わることもあります。
システム開発に関わる仕事は花形ですから、後輩だけでなく同僚や社内全体から一目置かれます。
構築は設計書を元にコーディングする仕事ですが、設計書を書く仕事はもっと難しくやりがいがあります。
システム開発の上流に位置するので、責任重大で経験や能力が求められますが、その分年収はかなり上がるはずです。
就職直後はプログラマーからスタートですが、SEに昇格して経験を積むと、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーの道がひらけます。
これらはプログラマー、SEを含めたプロジェクトのまとめ役ですから、狭き門なのは間違いなくそれだけに目指して挑戦する価値があります。
プロジェクトマネージャーになると、年収は最低でも500万円以上で、1千万円に到達する人も出てきます。
どこでも仕事ができるくらいの知識と経験を持ちますから、企業にとって手放したくない人材に位置づけられ、結果的に高額年収が約束されることになります。
▼後悔しないために知っておきたいこと▼ ▼ITエンジニアになりたいなら▼
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