- IT業界に就職するか考え中の人
- IT業界の将来性が気になる人
- IT業界で働いているけど、毎日つらいので転職を考えちゃう人
「IT業界で働いてみたい!」
そう思っていたのに、
「この業界は腐ってるからやめとけ」
なんて言われてしまうと不安になってしまいますよね。
- え?一体どんな感じで腐ってるの…?
- やっぱりブラック企業が多い…?
- 今は良くても将来性が心配かも…
と戸惑ってしまうのも分かります。
そこで、今回は
- 「IT業界はやめとけ」と言われる理由
- IT業界の今後の動向(10年後)
などについて考えてみましょう。
就職や転職の失敗を避けるためのポイントも見えてきますので、ご参考になさってください。
Contents
「IT業界はやめとけ」「腐ってる」といわれる2つの理由
実際に「IT業界はやめとけ」と本気で考えている人は少なくありません。
なかには、腐ってるという表現を使うほど毛嫌いしている人も、確かに見受けられます。
なぜそこまで、避けたほうが良いと言われてしまうのか?
それはIT業界には他の業界と異なる点が多くあるからです。
例えば、以下の2つの理由が考えられます。
理由1:新人が成長できないケース
新人を育てる気がない企業が目立つことがあります。
IT業界は非常に忙しい分野であり、納期に追われて仕事をしているのが一般的です。
そのため、新人にかまっている暇がなく、使えない人は容赦なく切り捨てることも珍しくありません。
放置されたり怒られたりするだけで、成長できないまま過ごすことになり、潰しがきかない状態になることがよくあります。
理由2:デキル人は長時間労働
また、スキルを持っている人でも長時間労働を余儀なくされることが多いです。
有能な人のもとには必然的にタイトな案件が回ってくるからです。
それに見合った給料をもらえずに、時間を浪費しているような感覚に陥ることもあります。
以上2つの理由を挙げてみました。
言い換えると、新人でもベテランでも非常に満足度の低い状態で働かざるを得ない場合があるということです。
IT業界の今後の動向!10年後の将来性は明るい?
IT業界はやめとけ、なんて話を聞くと、
- 「業界の将来がヤバいのか?」
- 「今後10年先の動向は大丈夫?」
など、将来性も気になってしまいますよね。
でも一般的に、IT業界自体の10年先の将来性は、他の業界よりも明るいといえそうです。
というのも、ITの技術がますます活かされることになる分野が多く存在しているからです。
たとえば製造業者では、ロボットの導入がいっそう進むのは間違いありません。
ロボットを動かすにはプログラムが必要であり、それを作るのはIT企業の役割の一つです。
他にも、この10年で、政府はキャッシュレス化を推し進めると見られています。
そのためのシステムやアプリの作成の大部分を担当するのもIT企業です。
これは金融のインフラにも大きく関係することなので、国家の一大プロジェクトとして多くの企業が関わることもありえます。
さらに、VRやIoTの発展によっても仕事が増えることになるでしょう。
両者は普及し始めたばかりですが、そのペースが加速していくのは想像に難くありません。
もちろん両者を活かしていくには、優れたソフトウェアが必要になってきます。
このようにIT技術のニーズは高まる一方です。
もう辞めたい?IT業界が合わないなら辞めるのもアリ。辞めた人の行方は…
業界全体で見れば、ますます活気づくIT業界ではありますが、
一方で、
- 「IT業界は自分には合わない」
- 「この業界、もう辞めたい」
と感じて、辞める人も少なくありません。
実際には、IT業界から離れる理由は人によって異なります。
たとえば、私の知り合いには、父親に頼まれて実家の酒屋を継ぐために辞めたという人もいました。
しかし、辞めた人たちの足取りを追っていくと、多くのケースにおいて共通している点が見えてきます。
退職者の中には、同じ業界には戻らずに、アナログ的な要素のある仕事に挑戦する人が珍しくありません。
極端な場合だと、田舎に引っ越して未経験の農業を始めることもあります。
前述のように、IT業界は非常に忙しくて常に全力疾走のような世界です。
毎日ソースコードとにらめっこして、夜遅くまで働いていると精神がまいってしまいます。
デジタルの鎖に縛られているように感じることが多いでしょう。
そんな状態が自分に合わないと考えるようになり、まったく違うアナログの世界に飛び込みたくなるというわけです。
あくまでも一例にすぎませんが、仕事の忙しさや性質に関して、自分は不適合だと感じて辞めるケースがよく見られます。
もし合わないとおもったのなら、いっそ思い切って辞めてしまうのもアリだと思いますよ。
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it業界が向いている人・向いてない人!こんな人はやめたほうがいい
そもそもIT業界は、向いている人・向いていない人がハッキリ分かれる世界だと思います。
なので、もしも興味があるなら、適性の有無を事前にできるだけ見極めておくことです。
そして、適性がないと思ったらやめたほうがいいとも言えますね。
小さなことをコツコツと積み上げていくことが好きなら見込みがあります。
プログラミングは地道な工程の繰り返しです。
もちろんアイデアを出して構築していく創造的な一面もあります。
しかしソフトの仕様が定まったら、ひたすらコーディングを行う日々が続くことになるのです。終わっても試験とデバッグが待っているので気が抜けません。
納品して運用が始まってからも、保守に対応する必要があります。
細かく点検と修繕を繰り返すことになるでしょう。
大雑把な性格の場合は、それらが大きな苦痛になるかもしれません。
無理をしたくないのであれば、他の業界を目指したほうが得策です。
また、勉強が苦手ない人もやめておいたほうが良いでしょう。
なぜなら、ITの世界は進化を続けており、知識や技術はすぐに陳腐化してしまうからです。
常に自分を磨き続けるスタンスで望むのが基本となっています。
IT業界の平均離職率はメチャクチャ高い!?
IT業界を辞める人もいると聞くと、気になるのは離職率ですよね。
あなたもIT業界は離職率が高いという噂を聞いたことがあるかもしれません。
また、平均離職率の高さを耳にして、IT業界に悪い印象を持った人も多いでしょう。
一般的には、その離職率は10%から15%程度であると言われています。
しかし、離職率が高いことをポジティブに捉えることもできます。
それはIT技術を持っている人のニーズが非常に高いということです。
アメリカなどでは、有能な人は転職を繰り返すのが一般的になっています。
自分の能力を高く評価してくれる企業に次々と移っていくのです。
日本のIT業界もスキルが大きく評価される世界です。
そのため、同じような感覚で企業を渡り歩いている人も多いと考えられます。
実際に転職を繰り返して年収をアップさせていくという人も沢山います。
また、実際の離職率は、企業ごとに大きくバラつきがあります。
他の業界と比べ過酷なところも多いかもしれませんが、逆に絶大な人気を誇る優良な企業もあります。
それもあって、離職率が30%を超える企業もあれば、1%を切るような企業もあります。
端的にいうと、企業によって当たり外れが激しいといえるのかもしれません。
ここでは「あの会社はヤバイ」なんて具体的なお話はできませんが、就職・転職の際には、業界のことだけでなく、各企業の個別の情報をできるだけ掴んでおくことが大切です。
就職・転職の失敗を避けたいなら
もしも興味のある企業に人脈があるのであれば、なんとかしてコンタクトを取って話を聞くことをオススメします。
とはいってもなかなか口コミを聞けるような知り合いはいないというのが実情ですよね。
そんな場合には、事前に業界や企業の情報を出来るだけ仕入れて、自分にあった求人が出るのを待つという方法も有効です。
多くの求人情報を仕入れるほど、希望に沿った求人に出会える確率が高くなります。
企業の情報を効率良く仕入れたいのであれば、転職サイトを利用することは必須です。
例えばリクルートエージェントには、業界でも最大級の非公開求人が集まっています。
また、自分の意向に合った求人をピックアップして随時送ってもらうこともできますので、情報収集の効率は間違いなくアップします。
今すぐに転職するということでなくても、情報を仕入れておくことで、選択肢が見えてきます。
それだけでも、いざという時に後悔せずに済むと思いますよ。