この記事はこんな人にピッタリ!
  • システムエンジニア未経験(文系、新卒を含む)の人
  • 志望動機を書こうとしたけど、手が止まっている人
  • ありきたりな志望動機しか書けなくて悩んでいる人

未経験からシステムエンジニアになりたい場合、志望動機って難しいですよね。
私も異業種からの転職でしたので、志望動機には結構悩まされました。

転職の本やネット記事で書き方を調べると、

  • その企業でなければならない理由を書きましょう
  • その会社で将来やりたいことを書きましょう

などなど。

まぁ確かにその通りなのでしょうけど、実際書いてみるとコレが難しい。。。
徹夜で5、6回書き直したのはいい思い出です^^

そんな中で、私の経験上、上手くいった書き方のポイントをお伝えしたいと思います。

システムエンジニア未経験なら志望動機はストーリーを意識するのがポイント!?

未経験で特定の専門的な仕事に転職したいなら、志望動機が重要なポイントとなるのは言うまでもないですよね。
システムエンジニアのような職業なら特に、面接官の心に伝わる志望動機の検討が必要といわれています。

とはいっても、いざ書こうとしてみると、
「強い志望動機が浮かばない…」
「ありきたりな志望動機しか書けない…」
なんてこともあるかもしれません。

実務経験がある人なら、過去の実績や業務の経験に、スキルを武器にして転職活動が行なえます。
でも、残念ながら、未経験者の場合は、これらの手を使えないから困っちゃうんですよね。

なので、必然的に未経験者の志望動機では内面が重要となってきます。

そこで、取れる作戦としては、

  1. 何故システムエンジニアに興味を持ったのか
  2. 何に関心を持ちどういう意欲を感じているのか

の2点を段階的に詳しく書くことですね。

私の経験では、その際に、今までの経験(ストーリー)と、そこで感じたことを具体的に丁寧に書くと良かったです。
その方が、面接官にこちらの内面が伝わりやすいと思います。

志望動機に限った話ではありませんが、人間って他人の具体的なストーリー(物語)には興味を持ちやすいのですよね。

単に「今まで○○で働いていました」というよりも、誰かが何かに取り組んだ物語の方が単純に面白いわけです。

具体的には

  • いつ、何があった
  • それに対してどう思ったか
  • それから、どういう行動を起こしたか

を順序立てて書く感じです。

具体的に今までの経験などを書くことで、「もっと詳しく聞いてみたい」と面接官が思ってくれれば、そこを質問してくれるので、面接もスムーズに進みやすくなります。

一般的には「その会社で何をしたいかを具体的に書く事」が大切と言われています。
もちろんこれも大切ですので書いた方が良いでしょう。

でも、まだ経験もないのに将来のビジョンを語ろうとすると、ありきたりになりがちだと思います。
何となく夢を描いたり仕事を希望するだけなら誰でもできるので、説得力がない志望動機になりやすいのではないでしょうか。
(※将来のビジョンを立派に描ける人は、それで勝負してください^^)

なので、過去の経験の部分を少し丁寧に書くと、オリジナリティもでますし、興味も持ってもらいやすいという訳です。

注意点としては、説明を求められた場合に的確に答えられる、そういった観点でも書くことです。
曖昧さがあると、質問に対する回答でボロが出てしまったり、説得力が不足するように思わせてしまいますからね。

文系や新卒の場合の志望動機のポイント!やっぱりオリジナリティがカギ!?

文系や新卒であれば、異なる分野から見たシステムエンジニア像や、未経験者ならではの志望動機が求められます。

文系の場合

例えば、文理で異なればシステムエンジニアの捉え方も違うものですし、文系だからこそ理系とは異なる視点や成長の仕方に期待が集まります。

面接時に理系的な志望動機を伝えたり、ありきたりな回答をしてしまえば、理系とは違う文系らしい魅力が薄れてしまいます。

理系に似せて志望動機を考えるのではなく、これまでの経験をフルに発揮して、システムエンジニアに抱いた憧れや魅力などを、素直に履歴書に書くのがポイントです。

新卒の場合

新卒の場合も同様に、無理をして経験者の真似をするよりも、初々しさを残した志望動機に決めるのがいいでしょう。

背伸びをしても面接官にはバレてしまいますし、新卒らしさが活かせませんから、まずは未経験者の目線で真剣にシステムエンジニア像を分析してみることをおすすめします。

文系の場合も、新卒に戻ったつもりで、理系にとらわれない志望動機を考え、履歴書に書き入れた方が良いと思います。

志望動機のダメなパターン!こんな志望動機は良くない

志望動機は面接官へのメッセージで、言い換えればシステムエンジニアに対する情熱を伝える機会でもあります。
熱意が伝わらない志望動機になっていないか、以下の3点をチェックしてみましょう。

無理して「やりたいこと」を書く

誤解のないように言っておくと、自分の「やりたいこと」「将来のビジョン」を書くことは重要だと思います。

でも、未経験で何も知らないのに、やりたい希望だけ一丁前に書くのは疑問です。

これがやりたいから御社を志望する、あるいはシステムエンジニアになりたいからというのみなら、良くない内容としてダメ出しされてしまうかもしれませんよ。

ありきたりな企業の魅力ばかりを並べる

また、企業の魅力ばかりの定番の使い回しも、それ以上のインパクトは与えられないので気を付けた方が良いように思います。

就職できるなら他の会社でも良い、と思われてしまうような内容では、面接のチャンスを損ねてしまう恐れもあります。
他社でも構わないなら他に行けば良いという面接官の思考は、システムエンジニアを目指す人にとっては致命的です。

志望動機にはもう1歩踏み込んだ説得力が問われますから、何故面接先の企業を選んだのか、他ではダメなのかなどを伝える必要があります。

「例文」にそっくり

インターネットで検索するとすぐに出てくるような、よくある「例文」の使い回しは、相手の興味を損ねてしまうので避けた方が無難です。
「またこのパターンか…」と思われかねませんので。

企業がシステムエンジニアの志望動機で確認しているポイントは?

企業がシステムエンジニアなどの人材を採用する場合、志望動機のどこをチェックしているのでしょうか。
もちろん、企業によっていろいろなポイントがあると思いますが、以下の3点には気を付けて、履歴書を書いた方が良いでしょう。

自分で考えているか

基本的なポイントは志望動機の言い回しで、定番のパターンばかりを使用していないかです。
何処かから借りてきたような言葉だと、思考が停止しているように見えますから、志望動機のチェックにおいて真っ先に確認されます。

なぜシステムエンジニア、その会社を選んだのか

他にも、システムエンジニアでなければいけない理由や、どうして企業を選んだのかといった部分もチェック対象ですね。

将来の伸びしろがあるか

更に、もし採用したらどのように活躍するか、そういうところも面接官や企業は見ています。

即戦力ばかりが価値を持つわけではないですが、企業は役立つ人材を求めているものなので、システムエンジニアになって満足するだけの人材は不要としますよね。

つまり、将来的に伸びしろがあって成長するか、それに育てたらちゃんと企業に貢献してくれるかなど、長いスケールで志望動機を分析するわけです。

目先のことだけだと、企業は将来の人材として魅力を感じませんから、今後に繋がる志望動機を選びたいものです。

志望動機の組み立て方には型(パターン)がある!

一見難しそうな志望動機ですが、実は組み立て方に定番の型があります。
これはパターン的ではあるものの、工夫次第で自分らしい志望動機が完成させられます。

ステップ1:目標(ゴール)を決める

まずは自分が何に取り組み、どういった目標を成し遂げたいかゴールや道筋を描くことです。

ステップ2:目標を選んだキッカケ(経験)を考える

次に、目標を選んだ意味や取り組む理由について、本気具合をアピールする段階に進みます。
過去の経験や努力の積み重ねを添えれば、面接官に説得力のあるアピールが実現するでしょう。

繰り返しになりますが、未経験の場合にはここに力を入れると良いと思います。

ステップ3:その会社を選んだ理由を考える

そして、何故その会社を選んで面接を受けようと決めたかです。

ポイントは企業の魅力や強みで、そこを自分の目標実現に役立つ部分として結び付ければ、相乗的により強い説得力が生まれます。

他の会社ではダメで、どうしても目標の為に働きたいという気持ちが伝えられると、志望動機の説得力は増して面接官に伝わりやすくなります。

ステップ4:採用された後のことを考える

最後のひと押しは具体的な働き方で、仮に採用されたらどう働きたいか、これをより詳しく書ければアピールになります。

志望動機の組み立てに役立つ型は既に存在していますから、上手く活用して採用に繋げることが大事ですね。

 

とはいっても、なかなか上手に志望動機を書くのは難しいかもしれません。
そんなときは、第三者に読んでもらってアドバイスをもらうと上手くまとまるようになりますよ。

身近に就職・転職について相談できる人がいない場合は、転職エージェントを利用するのも有効です。
業界に詳しいアドバイザーが、あなたのキャリアと志望企業の傾向に基づいて、履歴書の添削や面接のアドバイスをしてくれます。

アドバイザーは「今までどんな人が採用されて、どんな人が採用されなかったのか」などの情報も持っていますので、その意見はかなり貴重です。

私も転職のときには、的確なアドバイスを貰えて感動した思い出があります。
「面接官の心を動かす、説得力のある志望動機」を作り上げたいのであれば、利用してみて下さい。

◆参考◆履歴書や志望動機の悩みを解決したいのであればこちら

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